第32話 紅霧異変⑨*姉妹喧嘩③
ルマドエルの攻撃は更に激しくなり夜が更けていった
「はぁ、はぁ、レミリア、いつになったら終わるの?」
「あの月が無くなるまでよ。あるいは気絶させればいいのだけど……」
「無理そうね」
既に魔理沙は魔力がなくなり、フランも体力の限界に近付いていた
「あら?もう終わり?まだまだ続くわよ?
スペルカード発動 断罪【愚か者への罰】」
ルマドエルが大小様々の弾幕を放ちレミリア達を翻弄する
遂に……
「もう、駄目だわ。あとは任せるわよ」
「霊夢!?」
霊夢がルマドエルの弾幕に当たり落ちていった。そこでルマドエルの攻撃がとりあえず止まった
「エル!なんでこんなことするの?と言っても答えてくれないのでしょう?
だから、なにが不満なのかを、教えて?」
「そんなの…………決まってるわよ!?
御姉様がフランにしか目をかけないで私にはいつも言うことだけ言って……私は御姉様が大好きなのに!」
「エル……」
レミリアは絶句した。初めてルマドエルの弱音を聞いたのだ。思い返せばルマドエルの言う通りフランが産まれてからというものルマドエルと遊ぶ事などほとんど無かったのだ
「エル……ごめんなさい。でも、あなたを止めるわ」
ルマドエルは眼を細くして
「わかったわ、もういいわ。御姉様を殺して私だけのものにしてあげる!」
ルマドエルは狂気をはらんだ眼でレミリアに襲いかかろうとしたその時
「かはッッ!」
「エル!」
突然ルマドエルの胸に穴が空き倒れた
「誰!?」
「やぁやぁ、こんにちは。こんばんわ、かな?さすがにこれ以上かき乱されたらたまらないからね。少し修正させて貰うよ。でも、一応ここにルマドエルという人物がいたってことは残さないとだから君に残しておいてあげるよ。レミリア
それじゃぁ頑張ってね?」
「まって!どういうこと!?貴方は何者よ!」
「僕かい?そうだなぁー。君たちが龍神と呼んでいるものだよ。この子はねこの世界にとってイレギュラーな存在なんだよ?今までは特に問題無さそうだからほおっておいたけど今回はそういうわけにもいかないからね。君以外からのこの子の記憶は消させて貰うよ。精々忘れないことだね」
「なんだったの?今の。……ッッ!エル!」
「御姉……様。私……は御姉様……のこと大……好きでしたよ」
「そんな最後みたいにいわないで頂戴!」
「ごめんな……さい」
ルマドエルは溶けるように消えていった
その時、世界が反転した。全てが遡っていく。
「なんなの?これ、は。」
「世界を書き換えているんだよ。ルマドエルがいなかった世界にね」
「龍神!どうしてよ!」
「さっきもいっただろ?イレギュラーな存在だったんだよ。今元の世界に戻してるんだ。君だけしかあの子を知らない。君がイレギュラーな存在になっては駄目だよ?次は君を消さないといけなくなっちゃうからね」
そうして龍神と名乗る者は姿を消した
今回の物語は次で終わりです。
でも、またいつか、リメイクとして出し直すかもされません。




