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ミッドランド中央書店から徒歩で数分ほどにある大規模衣料品店、アマ・デトワール。ロマリア帝国内でトップシェアを誇る衣料品店だ。主に若い女性を対象にした服が多く、値段の張る物もあるが多くは手頃の商品だ。


 私が住んでいる帝都にも本店があるが、つい先日ミッドランドシティにも進出をしてきたらしい。

 平日にも関わらずごった返している店内。その多くが若い女性だ。それに先ほどいたミッドランドシティ中央書店とは違い、はしゃいでいる女性たちの声が店内に響く。

「リイサさん、これとかどうかな」

 イブは私の前に見せてきた。

「イブに似合うんじゃないかな。試着室で着てみるといいよ」

 私は試着室を指した。

「リイサさんはどのくらいのサイズ?」

「え? 私も着るの?」

「そうだよ。だっておそろいの服って言ったでしょ」

「言ったけどさ……ちょっと短すぎない」

私はハンガーにかけてあるチェックのスカートを手に取る。

可愛い。けど……短い……。

「ねえイブ。やっぱ私には合わないって。違うのにしよ? ほら! きっとあっちのトップスとかイブにピッタリだよ」

「ダメ。じゃあ私は試着室に行ってるから、ちゃんと選んでね」

 私は仕方なく自分のサイズに合うスカートを見つけることにした。



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