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いつもの店で私たちは夕飯を食べ、食後には、アンドレアーノと私とイブで色々な会話を楽しんでいた。

私は意を決してイブに、二日後ミッドランドシティを去ることを告げた。イブは最初一瞬だけ残念そうな表情になったが、すぐにいつものように明るい笑顔を向けてくれる。


よかった……泣かないでいてくれた。


ホッとしながら再び会話を続けていた。

だが、少し会話をしているとイブの瞳からポロポロと大粒の涙がこぼれてきた。こぼれている涙に気が付いたイブは、リイサちゃんゴメンね。ちょっと顔洗ってくる」といって、テーブルから去ってしまった。


 アンドレアーノの予測は見事に当たってしまった。私とイブの話を聞いていたイブの母親が私たちの元にやってきて「ごめんなさい」と頭を下げた。


 イブの母親によるとイブは元々病弱なこともあり、あまり学校にはいけないないと聞いていた。そのため近い年齢に友人がいない。そのため年齢の近い私は少し歳の離れた友達という認識だったという。

「いつかこうなることはあの子も分かっていたのでしょうが……あまりに突然だったのでしょう……」

 イブの母親は顔を伏せながら言った。

「イブはどこにいるか分かりますか?」







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