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「当時私はバルソット王国、テオ・アンセルミ二世の十二番目の子供でした。そんなこともあって様々な国を放浪していました。ですが、ロマリアよりはるか東国の国、イブラヤ王国という国に滞在していたとき、ロマリアから攻撃を受けている至急帰還せよ、という手紙が届いたのです。私は急いでバルソット王国に帰国しましたが、時すでに遅く、バルソット王国は滅亡していました。怒りと悲しみから私は妖精と魔族の反乱軍に身を投じました。竜人としての力は人間よりあります。ですが人間たちには発達した技術と組織力、全く新しい戦術で私は追い込まれてしまいました。追い込まれて書いたのが、このメモ帳の最後の部分です」

「最後の部分というと、死を覚悟したそんな内容でしたよね」

 私は一口水を飲んだ。

「そうです。死を覚悟した私が迷い込んだ場所というのが、この店だったんです。そして、私を人間たちから救ってくれたのが、ここの店のオーナーの四代前のオーナーだったんですよ」

 アドリアーノは微笑し「さあ、料理ができたようです。続きは食べながらにしましょう」






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