表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/66

35

初老の男性が地図につけた赤い丸印は少しずつ西に寄って行っていることが分かる。だがエッセル教会で終わっているということは、反乱はここで終わりってこと? 私がじっと地図を眺めていると、初老の男性が言ってきた。

「当時ロマリア帝国西側は、敵対する竜人の国があったといわれています」

「とういうことは、その竜人の国に逃げ込んだってこと?」

「そう思って間違いないでしょう。さて……随分話込んでしまいました。そろそろ業務に戻らないといけません」

「初老の男性は席から立ち上がった。

「いくつか質問をよろしいでしょうか」

「大丈夫ですよ」

 私は意を決して尋ねることにした。

「リードルフ皇国の第一王女、エミリア・シュレッターはこの反乱で亡くなったのですか」

「この反乱の後……捕縛され処刑されたと聞いています」

 処刑……私は死んでいない。なのに処刑された……。どういうこと? 分からないことが多すぎる……。

「分かりました。最後の質問なのですが、あなたは竜人の生き残り、なのではないですか?」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ