幼なじみの魔法少女
誤字脱字があったら報告してくほしいです!
✕✕✕
「じゃあ聞かせてくれ。魔法少女の所属している組織、“アンリミテッド”について」
そこは家の下に作られた地下。湿った空気が滞っている部屋に、男一人、女二人がいる。そのうち一人は椅子に座らされて拘束されている。
「私は、何も喋らない」
「はぁ、じゃあ杉下さん。そこのペンチ取ってくれ」
拘束されている女の子はきらびやかな衣装が汚れている。ペンチを取るよう促された女の子は、綺麗な状態の制服姿だ。
「これ?僕、あんまり暴力的にいじめるのはちょっと見たくないな」
「オレがやるから下がっててくれ」
男はペンチを受け取ると、魔法少女の右手親指の爪をペンチでつまむ。
「ね、ねぇ、やめてよ。私痛いの嫌ぁああああいいいいい!」
絶叫が地下で響く。男ははがれた爪をぽいと投げ、次の人差し指の爪をはがそうとする。
親指はぐじゅぐじゅとした肉が見え、血が垂れてくる。
「痛い!痛いよぉ!」
「大丈夫だって、杉下さんは爪ぐらい魔法で再生してくれるから。多少一部が切れて失くなっても再生できるらしいから、今日は限界にチャレンジしよっか?」
「本堂君!僕にも限界があります!」
「やめてよぉ!なんで!なんでこんなことするのよ!」
ライナからは涙が溢れてきた。
「なんでって、お前らが人を食うからだろ?じゃあもう一枚いくかぁ!」
「ぁあああああああ!」
✕✕✕
みぞれ先生が気になるあまり、午後の授業が全然集中できなかった。
今日来ていない二人の事はすごい気になるけど、俺はもう触れてはいけない。あそこは俺の世界じゃないから。
なあシス、次のスキル取得条件のクリアをするための簡単な方法思いつかない?
『私にはわかりません』
だよなぁ。大して頼ってないけど。
『む・・・・・・なら直接めくればいいじゃないですか』
誰がやるかよ。ごめん、頼りにはしているよ。
『別に、頼ってもらいたいと思っていません』
すねたー。この子すねたよー
さて、どうしようかな。パンツ三つ見るなんて難しすぎる。
「はぁ、帰るか」
今日はどうしようもないので帰りますか。
✕✕✕
「あぁ、あぁ、もうやめでよぉ」
廃れた魔法少女は、指の爪は全てはがれ、口の中の歯は全部抜けていた。
「本堂君、流石にもうやめた方が」
「お前、まだ喋らないのか?もう殺すぞ?」
鏡花は人差し指と中指をライナのお腹に当てて脅す。
「もう、ころじてぇ」
「杉下さん、ライナの指を治せ」
「っ!わかった!」
恵は右手に触れて傷の修復を始めた。
「もう殺してよぉ、私は話したくても、話せないのぉ!ぁあああああああああ!これもらメらのぉおおおお!?」
突如、ライナの口から大量の血が溢れてきた。
「どうなっている!?杉下さん!」
「僕じゃないよ!?なんで!?なんでこんなに血が」
「どけて!直接見るしかない!」
鏡花は魔法少女の口をのぞき込む。
「こいつ、舌がなくなっている!?杉下さん、先に口の治療だ!」
「はい!」
恵は回復魔法で舌の修復を始めた。
「これは、もうダメ。傷口を塞ぐのが限界だよ」
「どうしてだ!?」
「何かに防がれるの、回復を許さないように。まるで呪い、僕の魔法よりはるかに強力な力だよ」
「最悪傷を治して死なないようにしてくれればいい」
「舌の傷は治せますけど、疲れて無理です。魔力が足りません。他の傷は明日になりますよ?」
「死ななきゃいい」
✕✕✕
「ねぇ、紅葉だよな?」
「そうだよ!い、いや間違えた!私はクレハート。この世の悪を倒す魔法少女だ!わはははは!」
今日の放課後、静かな帰り道で魔法少女がきた。
いやぁ、別に会いたかったわけじゃなかったんだよなぁ、まじで。でも、まあ可愛がってもいいか?
「紅葉は可愛いなぁ。五年ぶりぐらいか?」
俺より五歳年下の女の子、今年で確か小六だったはず。若園紅葉は五年前の小学校一年生ぐらいの時に近所でよく可愛がっていた。
小六にもなると、体つきは大人に成長し、良い感じのエロさを魅せる。
俺は頭を撫でて久々のハグをした。ええ、犯罪とかじゃないですよ?昔よくハグしてたからそのはずみですはい。体すっごい柔らかい。
「やん!お兄ちゃん、せっかく魔法少女ごっこしてたのに!もう!」
そう言いつつも紅葉は俺の背中に手を回してぎゅっとハグしてきた。
「何でここにいるんだ?」
数十秒のハグをやめ、本題を聞くことにした。
彼女とは俺が引っ越してから一度も会ってなかった。
「紅葉も近くに引っ越してきたんだよ!さっきお兄ちゃんのお母さんにも挨拶したよ!」
「そうだったのか!また近所になったんだな!俺は嬉しいよ!」
「うん!紅葉も嬉しい!大好きお兄ちゃん!」
あぁ、本当に嬉しいな。久しぶりに、昔の幼なじみに会うのは。
幼なじみにしては小さすぎるかな?
でもなんでだろう、五年も経ったせいかな?
昔はにぃにって呼んでたはずなんだよなぁ。
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