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カッコよすぎる鏡花さん

今回は少し短くなりました、すみません。

「さぁ、オレと戦おうか?ライナさん?」


「お前は、もしや鏡花!?どうやって」


 ライナは鏡花のことを知っているようだ。一体何があったのだろう。


「どうって言われてもなぁ。オレはスキル持ちだから、この程度の固有結界には入れるぞ?」


 固有結界とはなんだろう?


 鏡花はスキル持ちなのか、どんな能力だろう。


「私をバカにするなぁ!」


「バカにはしていない。無敵の境界」


 鏡花が人差し指と、中指を立てて地面に向かって指を振る。


 すると、鏡花の前でまたしても彼女は見えない壁の様なものにぶつかった。


「クソぉおおお!」


「渚、杉下さんを連れて離れろ。オレの力を少し見せてやるよ」


「おう!任せた!」


「逃がさない!雷の鎧!」


 鏡花にライナと呼ばれる魔法少女は、自分の体に雷の鎧をまとった。このステッキあんまり関係なかったの?


 ライナは謎の壁から逃れ、鏡花の横からケリを放つ。


「お前は何も学ばないなぁ、無敵の境界」


「うるさぁい!あむ!」


 ライナがケリを途中でやめ、回り込もうとしても、壁にぶち当たった。


「いつそこで終わりって言った?お前弱いなぁ?」


「お前の能力は、はスキルはなんだ!?」


「知れば知るほど倒せなくなるぞ?知ることでオレの能力に縛りがかかるからな」


 そうなのか?相手に知らせることで縛りをかけられるのか。俺のさっきの能力の縛りと似ているものがある。


「オレのスキルは【境界を引く者】あらゆるものとの間に境界を引く能力を持っている」


 境界線の境界か。あの指二本で地面に振る一連の動作は境界を引いていたのか。


「ふはっ!はははははは!例え倒せないとしても!お前も私を倒せないじゃないか!」


「いやぁ、それが倒せるんだよなぁ、ずれる境界」


 鏡花の指がライナの体に向かって斜めになぞった。


「じゃあ、お前は死んでもらうぞ?」


「何を、あぁあああああ!」


 空中に作られた境界がひびが入ったようにずれ、衝撃が彼女の身体全てに襲った。


 体にまとっていた電気が全て吹っ飛んだ。


「痛いだろ?お前の負けだよ、ライナ」


「ストップストップストップ!鏡花それ以上は死んじゃうんじゃないの!?」


 鏡花がライナの顔の前で境界を引こうとしていたので、引く寸前で右手を掴んだ。


「別に今殺そうとしたわけじゃないが。渚、お前こいつに殺されかけただろ?」


「まあそうだけど、恵ちゃんだって生きてるし、こいつは警察に届ける、て言っても難しい?」


 まあ多分無理だよね。魔法少女なのに警察に任せるのは。


「ああ、難しい。こいつは魔法少女だ。どこかに捕まえても魔法が使える以上、警察じゃ役に立たない」


「じゃあなんか鏡花いい方法ないの?」


「え?」


「鏡花ならなんかいい方法出せるかなーって」


「はぁ、全く」


 鏡花は頭をかいて何かを考える。


「なんで渚はそんなにこいつを生かしておきたい?またオレ達を殺そうとするかもしれないぞ?」


「それは許せない。そうさせない方法はない?」


「はぁ、渚、そんなにこいつは甘い存在ではない。こいつは人を食べることをやめられない、人肉依存症なんだ。この魔法少女は拷問して仲間の位置を吐かせるのが一番の使い道だ」


 残酷だ。俺達もこの人達のように殺してしまっていいのか?それが正しいのか?


「渚、お前はオレや杉下さんとはいる世界が違う。だからお前はもう退け。ここからはオレらの問題だ」


 そうだ、俺は何も知らない。この世界についても、鏡花が今までどんなことをしてきたのかも、恵ちゃんが何をしてきたのかも。


「・・・・・・わかった。俺はもう関わらないよ」


「じゃあ、この固有結界はもうすぐ崩れる。普段通り帰るんだ。杉下さんは回復した?」


「うん、でも」


「大丈夫だよ、恵ちゃん。俺は大丈夫だから」


 恵ちゃんの、その崩れた目元は一体何を表しているんだ?俺をどんな風に見てるんだ?


「じゃあ、恵ちゃん、鏡花、また明日」


「ああ」


「じゃあね渚君」


 時が止まっているかのような孤独な世界が崩れると、寒気がするような夜になっていた。

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