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傷痕LOVEの暗殺者は幼女に惚れたらしい。  作者: 八坂ネコヤナギ
序章 幼女との出会い
6/9

6殺目 作戦実行

深い闇の中、聳え立つ城。その正面には三つの人の影があった。

一人は、黒装束姿で腰には短剣が4本ある。

一人は、古い布を纏い仮面を付けている。

一人は、白髪を揺らし狙撃銃を携えている。


「さぁ、いくぜ!」


黒装束姿の男は言い放った。


―30分前


散々言ったけど作戦が特にないなぁ。

そんなことを考えていたら、後ろから声をかけられた。


「オイ!クロ!」


そこには、ベルがいた。


「どうすんだ、何か策でもあンのか」


ベルはことの事情は理解しているらしく、険しい顔で近づいてきた。


「なんも出でこないよ」

「でもやらなければいけないのだろう?」


キルが巨大な鎌を持ってやってきた。


「ああ・・・大丈夫だ。今、思いついた」

「じャあいくぞ!」


―そして今に至る。


「作戦通りにいくぞ!」

「分かった」

「臨機応変にな!」

「どッちだよ!!」


………………

………………………………


僕はまず、兵士の無力化だ。


クロはこう言っていた。

「俺たち、暗殺部隊にとって正面戦闘は不利だ。だから、王だけを捕獲して全兵士を殲滅する。それに当たって、キルには兵士の無力化をして欲しい。方法は問わない」


・・・と。


「ならば!」


キルは思い切り息を吸い込み、魔法と共に放出した。


付呪(エンチャント)高圧(ハイヴォルテージ)超音波(アルターサナウェイブ)


次々と兵士達が倒れていく。


「よし」


……………

…………………………


オレは、残り兵士の狙撃か・・・

クロはこう言っていた。


「向こうも馬鹿ではないからな魔法隊ぐらいはいるはずだ。だから、魔法隊は魔法耐性があるおかげで、生き残っているはずだ。そして、魔力の放出場所も特定できるはず。そこをお前が狙撃しろ。キルが兵士を無力化して八秒間だ。いけるか?」

あッたりめェよ!ッて応えたが、この建物入り組んでて狙いにくいんだよなァ・・・まぁオレにとッては朝飯前だがな!


ベルは、城から2kmは離れている森の中から狙撃銃のスコープを覗いている。

すると魔法隊がぞろぞろと出てきた。


(よし上手くいッた様だな)


クロからは14人いると聞いてるから一人当たり0.5秒程度か・・・余裕だな。


ベルは狙いを定め、まず一人狙撃する。続け様に二人目、三人目と合計八人を葬った。

この間わずか四秒程である。


「後は向かい側にいるやつらか」


ベルは3発、弾を撃った。

弾は城の窓をすり抜け、三人の魔法使いの後頭部に当たる。


(残り三秒・・・)


残りの二人の魔法使いは異変に気付き、外へ出てきた。


(いまだ・・・!)


ベルは狙いを定め打ち抜く。

弾は頭に命中した。


(よし!後は任せたぜ!隊長!)


……………

…………………………


(銃声が止んだな。よし行くか)


クロは一歩一歩踏みしめながら城に消えていった。


ネクロフューズ・ベネオーズ 殺人数 不明

ツベルト・ファナタリス 殺人数 269人

KILLMAN 殺人数 1221人

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