3殺目 瞬足の暗殺者
どうも!
また見てくださってありがとうございます。今回はやっと幼女の登場です。(まぁ、最後だけですが笑)なにわともあれ3話目です。しっかり書いてますが、誤字脱字や意味不明な日本語当ございましたらご報告お願いします。
その夜。ベネティウス城の屋根に黒装束の男が一人・・・クロである。腰に一本の短剣をさし、暗い城下町を見渡していた。彼の仕事はいつもここから始まる。
そしてクロは腰から短剣を抜き、意識を集中させる。
ーパチン
静まり返った城下町に指を鳴らす音が響いた。
「全感覚」
彼の口から呪文が唱えられた。
クロの能力「全感覚」とは自分の感覚全てを覚醒させる能力である。そして今は、聴覚と触覚を覚醒させる事によって、音の反響で人、物体の細部までわかるのだ!
(キルから聞いた目標の特徴は確か細身で左の太腿に大きな傷が・・・あ、見つけた)
クロは短剣を構え城の屋根から飛び降りた。
早く速く夙く疾く走る・・・目標の元へ。
クロは構えていた短剣で目標を素早く切り裂く。
刹那・・・血が咲き乱れる。
時間は止まったように静かで、音もない。
(今日も良い傷痕だ)
その傷痕は首の周りを一周していて、その深さは約2cm。血は四方八方に飛び散り、一気に目標の血の気が無くなる。目標は痛みすら感じなかっただろう。
そして、再びクロは走り出した。
音の無いままに・・・
……………
…………………………
同時刻、隣国ドロン帝国ドロン城 ある一室
そこには一人の男と黒髪の「幼女」がいた・・・
「次の目標はこいつだ」
男はそう言うと1枚の写真を取り出した。そこには「クロ」が写っていた。
「御意」
幼女はそう応えると、黒髪をなびかせながら闇の中に消えた。
ネクロフューズ・ベネオーズ 殺人数 不明
幼女 殺人数 98人
ここまで見てくださってありがとうございます。今回はかなり短めになってしまいました。しかし、なにわともあれ幼女の登場です。まだ名前が決まってなくて、どんな感じにしようかと悩んでます。
取り敢えず今回は、この世界の「魔法」について少し補足したいと思います。
この世界の魔法は普通の放出する放出魔法。
身体強化系の感覚強化魔法。(これはクロが使った「全感覚」が含まれます)
相手を呪う付呪魔法(これはキルが使った「付呪・強迫行動」が含まれます)の3種類です。
ニュアンスの違いですが、「呪う」と言うのは必ずしも悪いこととは限りません。まぁこの話は別の機会に。
ところでクロの強さですが、基本最強です。今の所負ける予定はありません。魔力量もかなりの量です。しかし、クロは放出魔法と付呪魔法が使えません。何故かはこの先本編で。
これからもどうか生暖かい目で見守ってください。