↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆DREAM WORLD☆  作者: RINGO
第1巻 新学期は出会いの季節!
PR
3/6

03.転校してくる前(過去) <前半>

みなさんこんにちは、RINGOです!

第3章を見てくださる読者の皆さん、ありがとうございます。

今回の章は、夢乃の前に学校でのことがかかれています。一体どんなトラウマなのか、読んでみてください!

(少し長すぎるので、前半と後半に分けました。ご理解の程よろしくお願いします^_^)

キーンコーンカーンコーン

まずい…。遅れる!

「はぁはぁはぁはぁ」

もう少しでつきそうなのに、全然進めてる気がしない。

学校が果てしなく遠く感じられる。

まだ寒い空気が、私の息を白く濁らせる。

学校への足取りがものすごく重たいよ…。

なんでこんなに遅刻しそうなのかというと、家が遠いから。

いつもはもっと早く家を出てるんだけど、今日はそんな気にはなれなかった。

だって、昨日、あんな事があったんだもん。

今日もそんなことされたら嫌だよ…。

やっとのことで、七星小学校の校門をくぐった。

今日は、1月28日。

…私の誕生日なの。

誰もいない下駄箱の静けさが今日を壊さないようにと願いながら、急いで靴を履き替えて、階段を上っていった。

今日、いつもより家を遅く出たのは、誕生日だから…。

パーティーをするわけでもないけど、家を出るか、ギリギリまで悩んでいたから。

そもそも誕生日くらい、普通の1日を過ごしたかったから。

だけど、そういうわけにもいかなかった…。

「も〜。ゆめの〜。遅刻するわよっ。早くいってきなさいっ。」

お母さんに言われてしまっては、逆らえない。

だって、お母さんも頑張ってくれてるんだもん。

私だって頑張らなきゃ。

何をされたって、耐えなきゃ。

我慢しなくちゃ。

お母さんに迷惑かけないようにしなくきゃ。

そんな思いが次々に浮かんできて、家を飛び出した…けど、思うように足は動いてくてなかったんだ。

だから、思ったよりも学校に着くのが遅くなっちゃった。

多分もう、1時間目始まってるだろうな〜。

急に教室に入っていったら、みんなにどんな顔されるだろう?

特に紗穂(さほ)と瞳(ひとみ)には。

この2人は、一軍女子のリーダーみたいな感じで、いつもグループの中心になって私をいじめてくるの。

あっあと、結美(ゆみ)も。

結美は、二軍だけど、陰口とか、こしょこしょ話で、いじめてくるの、、。

紗穂たちと一緒にね…。

そんなことを考えてるうちに、教室の前まで来てしまった。

「ふぅー。」

もう、後には引けない…!

コンコンコン

勇気を振り絞って、ドアをノックした。

ざわざわしていた教室が、急にシーンと静かになった。

「………。」

どうやら、先生はいないみたい。

職員室にでもいるのかな…?

これじゃあ、ますます入りにくい。

「だれ〜?」

ついに、クラスのやんちゃ男子が、ふざけた口調で話しかけてきた。

「…。」

何もいえないまま黙っていると、紗穂たち一軍女子の声も聞こえてきた。

(早く行かなきゃ。)

心ではそう思っていながらも、なかなか足が動いてくれない。

どうしよう………。

だんだん焦ってきた。

もう、どこかに逃げてしまいたい!

そう思ったその瞬間。

ガラガラガラガラ

うつむいていた私の視界に、1人の男子が映った。

「おう!おはよう、星仲。そういえば、お前今日誕生日だろ?おめでとう!先生は、隼人(はやと)と瞳の喧嘩を止めに行ってるよ。まだ朝の会もやってないし、今のうちに入っちゃえば?」

「えっ、あっう、うん。」

私に唯一優しく接してくれるのは、瑛人(えいと)だけだよ。

でも、瑛人はクラス、いや、学年の超人気者だ。

仲良くしてくれるのは嬉しいけど、周りからの視線が怖い。

特に紗穂は、、。

瑛人は私と幼馴染だから喋りやすいだけなのに…。私だけと仲良くしてるってわけじゃないのに、私と喋るのが気に入らないらしい。

多分紗穂は好きなんだと思う、瑛人のことが。

だから余計に、私のことが憎いんだろうね。

嫉妬しちゃうのは仕方ないけど、相手が紗穂だから…。

余計にいじめられちゃってるんだと思う。

昨日もあんなことがあったのに、今日も嫉妬されるなんて、もう嫌だよ…。私はできるだけ目立たないようにうつむきながら、席についた。

「ゆめの、今日誕生日だったの?おめでとう!!瑛人と喋っててホントに楽しそうだったよね〜!いいなっ!」

(ギクッ)

急に話しかけてくるから、肩がこわばっちゃった。

後ろを見ると、やっぱり紗穂がいた。

でも、あの意地悪な顔じゃなくて、別人とも思えるくらいに、キラッキラのスマイルを浮かべてる。

そう。

紗穂は男子がいるところでは、元気で優しいいい子ちゃんを演じてるの。

ホント嫌になっちゃうよ…。

もうなれてきたけどね。

そして、1、2時間目が終わって、中休みの時間がやってきた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。