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中学生作家(仮)の妄想  作者: つっちー
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【小説家になりたい】第2幕

中学生作家(仮)の妄想の2投稿めです。斜め読みでも良いので読んでくれたら幸いです。

【小説家になってみよう】


パソコンを貰ったものの、どこから手をつけてどう書いて見れば良いのか分からない、希望の文庫に書いた話を出すことは解るのだが、今ぱぱっと書いて出しても書籍化される訳がない、不可能に近い、いや不可能だ、ありがちな戦闘漫画で「俺の辞書に不可能という言葉はない」とか言っていることがあるがそんなの聖人か神か努力してない奴だけだ、妥協すればどんなこともどうにでもなる。そんな事を考えながら兄の寝息がすぅすぅ言っている部屋から出た。階段を降りて洗面所まで行き、ぼーっとしながら顔を洗ってそろそろ使いたい年頃でしょともう大学生でこの家に居ない姉から貰った化粧水は顔に叩き込んだ。ルーティーンのように一通り済ますとふと鏡を見た。今日もイケメンだな俺.......。自分の顔を眺めていると後ろから兄の声が聞こえた。


「おわよお」

「おはよう」


どんだけ眠いんだよ.......髪の毛すごいし何より眼の腐り具合がすごい。いつも兄の眼は死んで白くなった魚の眼みたいだが、寝起きは格が違う、まじまじと見ていると兄は笑いながら言う。


「何見てんだよ、どうせお前のことだから俺の眼が腐ってるとか言うんだろ?」


(なんで解るんだこの人.......)


「まあ良いや、学校遅れるなよ。」


「ああ」と返事をしておいた。あんたおれと同じ学校じゃねえか。しかも一緒に出るんだぞ。


母が作った朝ごはんを食べ家を出た、いつの間にかハンドルが曲げられたチャリに乗り、ペダルを漕ぐ。後ろから兄が来ているが基本話はしない。


【学校にて】


「おはよう司。」


急に声をかけられたので肩をビクッとさせると後ろからハグされた。多分鈴谷先輩だ。俺が想いを寄せている女先輩で、他の男子からも一定の評価があるらしい。小学校も同じ。結構過激なスキンシップをとってくるのでちょっと困る。半分嬉しい。過激すぎて肉体関係に陥る寸前まで行ったこともある。本人は悪いと思ってないから余計タチが悪い。もちろん断ったけど、まあこれからどうにかなることはないだろう。今鈴谷先輩は3年生で、来年卒業する。LINEと携帯電話番号は交換しているが多分この関係は自然消滅する。考えていると先輩はひらひら手を振りながら女友達と歩いて行く。可愛いなあ。てか鈴谷沙耶って名前から可愛いよね。


教室に行き、自分の席に座る。バックから昨日買ったラノベを取り出し読む。朝の会が終わり授業。幸い俺は成績がいい方なので適当に聞き流して要点だけノートに書き写すだけで良い。ダラダラと全ての授業が終わってHRも終わった。荷物検査がない日は隠れて持ち歩いているスマホをいじっているととあるサイトを見つけた【小説家になってみよう】というサイトだ、ネットで物語を書いて投稿するのだという。鍛えるには最適だ。家に帰ってやってみよう。




妙にほうれん草が食べたい

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