第1魂 死神と少女
段落を変える際はきちんと字下げしているのですが反映されません;;
対処できるまで読みにくいかもしれませんがご了承ください。
では、よろしくお願いいたします。
私はついていない。
外に出たら目の前で事故が起きるし、遊園地に行けば機械トラブルに逢う。動物園でライオンに襲われかけたり悪い人に誘拐されたこともあったし、隕石が目の前に降ってきたこともあった。
ちょうど3年前の、中学3年生からだろうか。
災難は起こるが、3年間1度もケガすらしたことが無いし、他に人が亡くなったりもしていない。
毎年厄祓いに行くが一向に効果がない。むしろ自分は疫病神になってしまったのではないかと思うくらいだ。
どうしてこんなについてないのだろう、そんなことを考えながら登校をしていると、鉄骨が倒れてきた
「今日もついてないな」
俺はついていない。
死神昇級のテストにこの娘があたって、この娘の魂を回収するのが俺の役目だ。
死神が仕事をせずとも普通人間は死ぬ。しかしこの娘は違った。
死神は一度任された責務は果たすまで帰れない。
俺はこの娘にあたって3年間、1度も帰れていないのだ。
「早く死んでくれねーかなー」
そう思いながら鉄骨を倒す
「やっぱ無理か。俺はついていない。」