FPSはスポーツです‼︎
「はい。じゃあリーダー。話しを戻しますがチーム名どんなのにしたいです?」
「ふぇ?急に言われてもよく分からないけど…皆が皆のために繋げて行けたらいいかな。」
「繋げるって?」
「試合中の役割とか、皆が役割を果たして、それが皆の力になったら素敵だよね…」
「ま、そうだなー。どうせなら英語にしようぜ。格好いいしさ。」
「繋げるって英語でなに?」
「リレーとか?」
「それは競技名でしょ?」
「まぁ、意味は伝わるかな…」
「でも、リレーは1人が1人に繋いでいるのですけど?」
「じゃあ複数形?Sつける?」
「リレイズ?」
「語感は格好いいし、いいんじゃねー。」
「これって自動蘇生じゃなかったですの?この世界のFPSには復活は無いですわよ?」
「じゃあ、死なせないと言う事でこれにしましょう。」
「決定ー。」
パチパチ〜と適当な拍手が蓮から聞こえた。
ふとサナを見るとこっちを見つめて深く一度頷いた。
サナもチーム名は嫌いでは無いようなので良かった。
「で、いつ試合ですの?」
今の今まで全くの空気にされていた教師陣に鵺が問いかけた。
「今週の土曜日。」
今は木曜日の昼休み。
てことは、
「後一日しかまともに出来る日がないの⁉︎」
流石のサナにも少し動揺が浮かんでいる。
国同士の代表戦をTV放送をよくしているため、ほんの少しの知識はあるが、少女が好んで見るようなものでもなく、二日足らずで何とかなるとは思えない。
もっとも、TV放送しているのはその国の進退に関わりのない本物のスポーツとしてのFPSだけだ。
「とりあえずこの昼休み中に武器を選択しておきましょう。」
「スナイパーライフルで。」
「アサルトだからアサルトライフル?」
「そうなるね。」
「じゃあ、サブフロントならサブマシンガンになんのか。」
「ま、私はとりあえずオペレーターなので、構いませんわね。」
サナ、倫&蓮、杏子、鵺の順に武器が着々と決まっていくなか、
「リーダーだけだねー。決まってないの。」
「銃怖いよ…」
凄く今更ではあるのだが、怖いものは怖いのである。
「じゃあ、使用が許可されて居るのはナイフと投擲物だけですわよ?」
「じゃあ、それで…」
自分が銃で相手を傷つけるのは想像するだけで恐ろしい。
「FPSはスポーツ。人は傷つけるようには出来ていない。」
サナは諭すよう語りかけた。それでも明の表情に変わりはない。
「ナイフ使うよ…
皆に迷惑掛けるかもだけど
それでも銃は使えない…」
「いいんじゃね?その代わり活躍しろよなー。」
杏子は否定したい気持ちを抑え、明本人の意思が、皆に繋がる事を信じた。
「「いいですよー。」」
倫、蓮の2人も許可してくれた。快諾というわけにもいかず、戦果は出して下さいね?と念は押されたが。
「頑張ってくれればそれでいいですわ。」
1人だけ何の忠告、念押しもなく、半ば投げやりに見えたが許可してくれた。
一応、全員の武器は決まった。
チームリレイズスタート。




