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掌編小説集  作者: オリンポス
初夢
21/32

三奈須比

 買い物を終えて、電車に乗った。

 私は買い物バッグを両手で持って、乗降口付近で立っていた。

 Twitterで近況報告をして、LINEをチェックして、メールで忘れ物がないかを確認する。

 抜かりはなかった。

 私は惰性でケータイをいじりながら、列車が動き出すのを待っていた。

 すると。

「このひと、スリです。スリです! わたし、茄子を盗まれました!」

 そんな風に難癖をつけるおばさんがいた。

 よりにもよって、私を指差している。

「違います、私じゃありません。この茄子は私が買ったやつです」

 そう言って、バッグを探すと肝心の茄子が無くなっていた。

 ……このやろう。

 茄子をすりやがって、しかも罪をなすりつけやがったな!


「ぬぅわあー!」

 私は飛び起きた。

 初夢で茄子が出てくるのは縁起が良いらしいけど、これはちょっと幸先が悪いかなー。


奈須なすりつけやがったな。なスリつけやがったな。


掛詞を入れてみました。

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