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ステルラ  作者: 智織
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第4話 <旅立ち2 side:ルーカス>

主人公の王子様 ルーカス

お目付け役のトレバー

ムードメーカーのフェルナンド

3人をお楽しみ下さい。

たくさんの人々に見送られ王都を出発。


数時間かけて王都ロドナを含むアドルセシア州にある湖 セナプリア湖を左手に眺めながら窓を少し開けて風を感じ景色を楽しんでるフェルが、


F「トレバー、もう少し行った次のパーキングで車止めてくれるー?」

L「ん?フェル、どした?」

F「いいから、いいから」

T「…了解」


王国の各地にある、パーキングエリア(PA)に差し掛かり車を駐車する。

それぞれ車から降りて伸びをする。

平日だからか他に人はあまり見当たらない。

シルビアは走り出した。

どうやら少し散歩してくるらしい。


T「シルビーはほっといて大丈夫なのか?」

L「おぅ、呼んだら戻ってくる」

T「躾が出来てて何よりだ」

F「ねぇねー、湖の方見てみなよルーカス、王都を一望できるよ。ここで写真撮らなーい?手前に咲いてる花と一緒に撮ると、いい感じな写真になると思うー」

L「お、いいな。それ」

T「記念すべき一枚目だな」

F「じゃあ、カメラセットするねー。えーっと、この辺に並んでー。」

写真写りの良さそうなポジションを指したフェルに言われた場所に立って

F「あ、もう二歩右で、もう一歩前かなー。」

指示に従い

F「二人とも笑ってー。トレバー、表情 硬ーい」

表情を作る

F「よーし」

カメラ画面、枠の右側奥に王都と手前に湖。足元には花畑。枠左側にトレバー、ルーカスが並びフェルナンドが左端に移動する。

F「じゃ、撮るよー」

シャッターのリモコンスイッチを押す。

撮り終わり確認して

F「いい感じー」

それから何枚か撮って車に戻る。

シルビアはいつの間にか戻ってきてて車のドアの前でお座りしている。


車に乗って再び出発。

旅は始まったばかり。

旅に対して、少しの不安とワクワクとドキドキな気持ちで、パーキングエリアを出た。



湖を左手に太陽が南の空高くにきた頃、車はアドルセシア州内 湖の北西にある町を走る。

車内では


F「そろそろお腹 空かなーい?」

L「お、そうだな。じゃ そろそろ飯にするか。」


と会話しながらランチに良さそうな店を探し、そこそこ車が止まっているお店を見つけて入ることにした3人は車を止めた。

天気がいいので空いているテラス席に座り注文をして待っていると次第に運ばれてきた。


炭火でよく焼いたアサード、ピンチョス、トルティージャ、クロケータス・デ・ハモン(生ハム入ベシャメルソースの一口コロッケ)、ソパ・デ・アホ(にんにく入スープ)とサラダ。


親しんで食べ慣れた味だが、アドルセシア州を出たらしばらく食べられないのであえてこの店に入っての注文。シルビアには味付け無しのアサードと温野菜。


L「やっぱ美味いな。アサード」

F「ねー。肉食べてるって感じだよねー」

T「このトルティージャ、じゃがいも以外の野菜も入ってて味のバランスもいいし、スープもアホ(にんにく)がきつすぎてなくて美味い。」

L「ピンチョスうま!上に乗ってる生ハムやチーズの塩加減がいいんだろうな。」

F「クロケータスのソースのとろみの中の生ハムのアクセントもいいねー」

T「ここは入って当たりだったな。」

L.F「「だな(ねー)。」」

などの会話をし満足して店を出る。


車に戻って出発し、休憩を挟みながら西へ向かう。

車内では、

お腹が満たされて床に寝そべるシルビア。

T「今日はどの辺まで行く?」

L「なるべく州堺の町までは行っときたいな。でも日が暮れる前にはどっかで落ち着きたい」

F「そうだねー、夜のドライブは危ないし。」


魔物が存在するこの世界では、夜になるとアンデットが出現してくる。

灯りのある町や村、建物内は比較的 安全だが、街道からずれた田舎道や林などの灯りの届かない場所に行くと襲われる事がある。日中に見かけるモンスターも夜になると凶暴化するので、出歩かないのが無難だ。

ということで、

車は州堺の町に向けて走行。

夕方に差し掛かり、日が暮れてからの移動は避けたい一行は初日くらいはと州堺の町でお勧めのホテルを検索して食事付きのホテルへ予約。


数時間後、到着してチェックインを済まして軽くシャワーを浴びる。

夕食の時間になり食堂へ。


赤ワインとパテ・ド・カンパーニュ、カリフラワーのポタージュ、たっぷりの茄子が入ったラタトゥーユ、鮭のテリーヌ、鶏肉のコンフィ、締めは定番のティラミス。


L「パテと赤ワインの相性がいいな。」

T「ラタトゥーユ、トマトの酸味がきいててナスや他の野菜もたっぷりで美味い。」

F「このポタージュもさっぱりしてて美味しいよ」

L「鮭のテリーヌ、久しぶりに食った」

F「ねー、このコンフィ最高なんですけどー。」

L「ティラミスうま!コーヒーのほろ苦さがまたいい感じだな」


にっこり満足の夕食を取って部屋に戻り、持参しているB5サイズのゲーム機で今夜は対戦ゲームを楽しむ。

夜も更けてきた頃、


L「あーっ、くそーーー!!フェルにはなかなか勝てねー!なんだ、あのタイミングのあの技!」

と悔しがる者。

F「へっへーん!ルーカスとはここが違うのよここが。あー、楽しかったー!やっぱゲームは最高だねー!」

と自分の腕を軽く叩いて調子に乗る者。

T「明日に響かないようにそろそろ、寝るぞ。」

と我関せずで就寝の準備に入る者。


こうして、旅の一日目を終了した。

お読み頂きありがとうございます。

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