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ステルラ  作者: 智織
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第0話プロローグ2 <帝国の歴史とある少女の旅立ち side:セレーナ>

よろしくお願いします。

センシティブな部分が含まれています。苦手な方はご注意を。

中央大陸で長きに渡り続いた戦争(通称:中央大陸大戦)で、其処に住まう精霊王の怒りを買い、滅亡の危機から脱する為、一つの巨大国家が誕生して、次代に代わる際に、中央大陸の東西南 各地にある精霊王の棲家へと挨拶に周る[試練の旅]が行われるようになった。


時代は巡り、他の大陸に棲む精霊王も次代の若者に逢いたいと思う様になり、中央大陸の水 風 土の精霊王への挨拶から、南大陸に棲む雷の精霊王、西大陸に棲む火と光の精霊王、北大陸に棲む氷の精霊王と影の精霊王への挨拶が加わり、世界を周る事になった[試練の旅]。


いつしか、中央大陸 以外に住む大陸にある国々も世代交代する際には自大陸に棲む精霊王への挨拶する[試練の旅]をする様になった。


*○*○*


北大陸、東部にある帝国


何処の地でも変わらない人間という生き物。

人々が集まり部族を作り、領地拡大のため争いが起き、時には和解や同盟を組んで国となり、時には国を征服し属国として統一や発展が追い付かない状態でまた争う。

そんな歴史の中で、北大陸東部を統べる帝国が誕生した。


北大陸は他の大陸と多少 離れている。唯一、中央大陸とは陸続きの場所があるが、鬱蒼とした森と険しい山々がいくつも存在するため、モンスター生息地となり、セニート王国へ辿り着く前に兵士の数が激減することになり陸路を辿って戦争を仕掛けるのを断念。

海路を使って仕掛けるも、王国の統率の取れた防衛力は半端なく強かったため一度も勝利することが叶わなかった。

更に遠い距離にある西大陸や南大陸などにも戦争を仕掛けたが、征服や統一には至らず。




時代は流れ、ここ北大陸のアナスタシア帝国と北東部にある各国、中央大陸の人族の国であるセニート王国、西大陸にある各国、南大陸の各国、その他 島国と呼ばれる小国つまり人族の住む国の世界がお互いに協力体制を取れるよう世論を回す努力をしましょうということなった。


中央大陸で行われている[試練の旅]


中央大陸以外の大陸の王族も同じ様に世代交代する際には[試練の旅]を行うことになり実行していたが、帝国では数代前より独裁国家となり、試練の旅をしなくなってしまった。


それに加え、世界のあちこちに帝国を売り出し利益を得て自国民には重税を重ね民を虐げ自然破壊をしていく帝国皇族。


北大陸に棲む氷の精霊王と影の精霊王は、帝国皇族の行いに非常に哀しみ心を痛めているが、基本、人間同士の争いに口出しはしない為、今のところは静観している。


*○*○*


帝国では生まれて5歳で魔力検査を受けて国に報告する義務がある。

独裁国家になって3代目の今代、

検査を受けて魔力が非常に高いことが発覚した女の子が現れた。

当時 副首相を務めていた女の子の父親は国や皇族から利用される事を恐れて、女の子を守るために嘘の申告をしたが、国にバレてしまい、皇族のやり用に反感を持つ反皇族派を立ち上げ皇族に対抗するも裏切り者が存在し、親子は無理矢理引き裂かれてしまった。


女の子は望まぬ皇族の養子にされて枷を付けられ、後に皇族に利用される。

当然、両親は女の子を取り戻そうと反皇族派と共に抗議するも権力と戦力の差で投獄されてしまった。

後に両親は、枷を付け自我を無くした女の子の放った魔法で葬られてしまう。


月日が流れて、帝国陸軍の魔法兵士として働かされているかつての女の子が17歳になった年。



北国でただでさえ食料自給率が低い帝国だが、国で保管している食物の一部が病気になり駄目になってしまった為、急遽、世界 各地より食料輸入し事を為す。


以来、女の子は生活支援として、また活発化したモンスターの討伐をする為に帝国内各地を周る事になった。


*○*○*


魔法兵士となった女の子の両親と親友だった現帝国陸軍大将は、当時 反皇族派として女の子の両親と共闘したが、両親と同じ様に投獄されてしまう。

獄中で過ごす日々の中で、女の子の現状と親友の存在が消えた事を知る。


獄中生活を終え、己の無力さに一時は自害することも考えたが、両親を無くし枷の影響で自我までも無くした女の子が、魔法兵士となる為に厳しい訓練をさせられている姿を見て思い止まり、皇族を打倒する為の力を付け、更に仲間を増やし女の子を皇族と枷から解放する決心を改めてする。


女の子の枷を外すことが出来るのは、枷を無理矢理嵌めさせた者と精霊王と精霊王の眷属と言われる聖獣のみ。


精霊王に拝謁するため棲む神殿を懸命に探すが何故か見つけることが叶わぬ、聖獣にもまた巡り会えぬまま月日だけが流れていった。


かつての親友から中央大陸の王国の王宮に聖獣が棲んでいることを聞いていた陸軍大将は機を伺っていた。


国が保管する保存食が駄目になった年、世界から食料輸入した際に陸軍大将は、女の子を王国まで逃す為に、帝国各地を周る支援プラスモンスター討伐組に女の子を配属させ派遣する事にした。


枷の影響で自我を無くした女の子は一人で行動することが出来ない為、陸軍大将は自身の息子と娘を保証人 兼ボディーガードにして女の子と共に王国へ向かわせる。


帝国から王国へ向かうには、陸路と海路、そして世界各地にも点在する魔法陣とが有る。

通常は海路を使い、国際会議などで開催地に向かう場合は魔法陣を使う。


が、今回の場合は魔法陣はもちろん海路を使うと、皇族に足取りが分かってしまうので、帝国南西部と王国北西部を繋ぐ何百キロとある細長い陸路を使って向かうことにした。


この距離間は無法地帯となり、何処の国にも所属していないので、ある意味モンスターにとっての楽園とされている。

そんな帝国と王国の間にある陸路である無法地帯は鬱蒼とした森と険しい山々がいくつもあり、道も舗装されてないため先ずこの陸路を使って国境を渡る者はいない。


厳しい旅となるが、それでも少女が皇族から解放される為に覚悟を決めて挑む事になる。






お読みいただきありがとうございます。

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