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私立探偵 真加部阿礼  作者: 春原 恵志
パクミンヘ
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真加部探偵社

 探偵社の小さな窓が白んでくる。小鳥の鳴き声も聞こえだす。

 駒込は眠気も起こさず、阿礼の話を聞き続けていた。

「それでパクさん家族はどうなったんですか?」

 阿礼は酔いもさめたのか、いつもの顔に戻っている。

「アメリカに亡命したよ。ただ、パクに関しては色々問題も大きいから、オープンにはしていない。ただ、表向きは彼らが自分たちの意思で脱北したことにはなっている」

「そうですか。でもどうして日本にいるんですか?」

「それを話すともう一晩かかるんだが、簡単に言うと母親はアメリカで治療出来た。ただ、癌のステージが進んでいたのと、元々体が弱っていたんで、今も寛解は出来ていない。そして家族はアメリカの生活よりも韓国を希望したんだ。亡命してから1年後に韓国に亡命した。今は京畿道に住んでいる。ああ、パクはアメリカ政府に情報提供してから、文伍の保護下にはいったんだ。どこで狙われるかわからないだろ、俺もそばにいた方が何かといいからな。それで探偵社を立ち上げたときに一緒にここに来たんだ」

「そうですか」

「それとパクの才能は計り知れない。探偵社をやるにあたって、いないと困る存在だよ。文伍もそう思ってたみたいだ」

「それで昨日、パクさんが韓国に行った理由は母親ですか?」

「そうだ。状態が悪くなったようで、見舞いもかねて里帰りだ」

 駒込が時計を見る。

「ああ、こんな時間ですか。いったんうちに戻ります。今日も仕事なんで」

 阿礼は大あくびをする。「ああ、そうか」

 帰ろうとして駒込は阿礼に言う。

「一つだけ聞いていいですか?」

 涙目になった阿礼が言う。「なんだ?」

「阿礼さんはどうやってその運動神経を身に付けたんですか?今の話も信じられないですよ。ブラックスワンでですか?」

「ああ、それな」阿礼は少し詰まる。「実は俺も良くわかっていないんだ」

「え、どういうことです?」

「持って生まれた能力とでも言うのかな」

「いや、持って生まれたって。ああ、それとさっきの話だと阿礼さんは何か国語を話せるんですか?」

「えーと」といいながら指を折る。「はっきりしないのもあるけど、9か国、いやもっとかな」

「普通じゃないですよ」

「そういうことだ」

「どういうことです?」

「駒込、もう時間だぞ」

 駒込は時計を確認する。名残惜しそうな顔で探偵社を後にする。

 そうなのだ。阿礼はこれから、自分のことを知らなければならないのだ。

少し長くなりましたが、パクミンヘ、いかがでしたか?

この本筋は出来ていたのですが、なにせ北朝鮮内については未知の部分も多く、実はチャットGPTを使っています。そんな中でも中国系のdeepSeekがよかったです。ここは非常にレアな話も答えてくれました。

当初、黄海経由で中国に向けての脱北を考えていたのですが、それは無理だと教えてくれました。実際、今回のルートがもっとも可能性が高いようです。

さらにdeepseekの面白いところは機密情報や脱北に関してのレアな話だとすぐに削除されてしまいます。検閲があるんですね。それを回避しながら書いてました。

チャットGPTは面白いです。ちなみに文章は私が書いてますよ。下手くそですから

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