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私立探偵 真加部阿礼  作者: 春原 恵志
ボディガード シーズン2
106/142

江古田警察署

 組織犯罪対策課の朝礼が終わり、会議室から出てきた西城賢二は苦渋の表情だった。今日の課長の話はまさに喫緊の課題だった。

 相棒の駒込大輝、無駄にイケメンの通称ゴミが話しかける。コマゴミが本名でゴミという愛称である。

「面倒なことになりましたね」

「ああ、四谷会はうちの管轄だからな。これが新宿区にでもあればよかったんだが」

「そういう問題ですか?」

「馬鹿、冗談だよ、冗談」

 駒込は疑いの目をしている。

「最近、四谷会の動きが激しかったからな」

「新興勢力ですか。また、抗争が始まるんですか」

「しかし、今回は相手が悪いな。あいつらはまともじゃない」

「実際はどうなんですか?組織がわかってないって話でしたよね」

「半グレでもチームだとか、暴走族上がりじゃないってことみたいだ。これまでの常識が通じない」

「もうすでに小競り合いが数件、起きてましたからね」

 西城は首をひねる。

「困ったもんだな。それと四谷会の動きも気になる。最近、おかしかったよな」

「ああ、それですか、昨日、組の若い連中が言ってたんですけど、海外からお客さんが来るみたいです」

「お客さん?」

「ええ、どこかは知りませんけど、その接待に西園寺が行くみたいですよ」

「西園寺が…なんか、増々きな臭いな」

「新興勢力を探りますか?」

「そうだな。まずはそこからだ」

 二人が外回りに出かけていく。

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