タイトルはどうする?
わたしはタイトルに迷っていた。
最初は「路地裏JKおしっこゴクゴク物語」だったのを、〇ファポリスにBAN!された時に、もう少し話に厚みを持たせようと思って、プロローグを書き足したら、路地裏JKがメインにならなさそうな話に組み上がってしまった。
結局その時は良いのが思いつかなかったので、仮に「おしっこをのみたい」というタイトルにして、すぐ「おしっこをのみたくて」、次に「お股に泪つたわせて」そんで「お股を伝うは嬉し涙か はたまた尿か」ところころころころとタイトルを挿げ替えた。さらに、次の日に一文字を付け加えて
「雌汁 ― お股つたうは嬉し涙か はたまた尿か ―」というタイトルにして今に至る。
わたし自身は、このフラ〇ス書院みたいなタイトル、割と気に入ってはいるんだけど、このサイトにアクセスするような層の人間が、このタイトルで人が集まるのか?ほんとか?というのは気になるところだ。
どんなタイトルなら、人が興味を持ってくれるのか、後学のために人気の小説ランキングを見てみよう。
‥‥なんじゃこりゃー、タイトルなげーよ!しかもこれ全部異世界転送ものか、ざまぁ系、チート系のどれかじゃろ、タイトルだけで中身が透けて見えるわ、読まんでも中身わかるわサヨナラ―じゃないですかー。うんこうんこー!
世の中はキミたちみたいなさ、パンツの中身おっぴろげてるのみて喜ぶような人間ばかりじゃないんだよ?もっと奥ゆかしいっていうかさ、パンツの中身隠されているけど、その奥には何があるの?茂み?茂みの奥は‥泉‥‥みたいなさ、こう人の興味を誘導するようなタイトルがいいんじゃないかなーって思うよ?んん?おじさん何か間違ったこと言ってる?と老害モードを爆発させる。
私はすこし冷静になって、官能小説の書き方の続きを読む。ここにもなにかヒントがあるかもしれない。そう思ってのことだ。
ん?なになに。タイトルが長くて、中身が見えやすいということが、似たようなジャンルが集中している状況の中で、どう違うのかを明示し、手に取ってもらう機会を増やすひとつの方法だって?
さすが先生、わたしの浅慮な考えなどオミトオシですね、そんなことにも思い至らなかった自分の考えを恥じる。さらに、各媒体での流行りを掴んでおくこと、お客さんの好みを外しても誰も食べてはくれないとも続く。
わたしの自意識はズタボロだった。いいねが増えないのだって、他から見れば明らかなことなんだろう。いやー、でもなー、そうは言ってもなー。すぐに自意識を変えることはできない(言い訳)
おねしょたで少年と少女が変わっていくってのも、言ってみれば転生物語みたいなもんでしょ?車に撥ねられるか、お姉さんにつまみ食いされるかってくらいの違いでしょ。そうやそうや。その方向性でストーリーとタイトルと考え直そう。
気付きを得たわたしはホクホク笑顔で眠りについた。夢の中で、自分の閃きに期待した。
追伸:いやー、俺タイトルってフランス書院みたいなものか、もしくは馬鹿っぽいの好きなんだよね。路地裏JKおしっこゴクゴク物語みたいなさー。絶対気になるじゃない。中身わかりそうだし、楽しそうだし、馬鹿だし、再考じゃない?再考?あ、はい。