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官能小説家 咆哮記  作者: 余次元
65/65

時間を削る、三人称複数視点、ほか

続け様に10発ほど殴られた


ニア・リストンでの一文。

この一言で、細やかな戦闘描写が飛んでいくの気持ちいいな。


バトルものなのか、どうなのかわからないけど、こいつは多分違うんだろう。

お嬢様の異世界日常譚であって、詳細な戦闘描写など求められていないんだと思う。

良いとか悪いとかではなくて、それで読書体験が損なわれたりしていないのだから正解なんだろう。


ニア・リストンは一人称視点の物語だった。クノンは三人称視点なんだけど、

気が付いたら三人称の視点が切り替わっていたりして、それを漫然と読んでいると気が付かせない。

文章の一節ごとに切り替わるんじゃなくて、その節中で2、3行あけて視点が変わっているんですよね。

ほんとうに上手いなぁと感じます。両作品とも同じ作者なんですけど、とても引出しが多いのでしょう。

自分も腕を磨いていきたいものです。


官能小説を書こうとした時に、他の形態の小説をどの程度参考になるのだろうかと思って、あらためて眺めて感じたんだけど、先ほどの2作品は読んでて発見がありますね。

バトルもの疾走感を性交時の描写に活かせないかとしないとか思ったけど、ニア・リストンはそういう意味では参考にならなかったですね、個人の感想です。時間が飛んでいくんだもの。官能小説って、キャラクター個人の五感を詳細に描写していくことで、読者の感情をゆさぶっていくものだとすると、これとはちょっと方向性が違うんよね。

膣内に挿入したまま10発射精した、とか怒られますよ。


先述の視点の切り替わりを面白いですよね。

性行為描写中でも、双方の感情を描写したいってことやっぱりあるので、そういう時に上手く使えたらいいんだけど、いざ自分でやると、違和感があるんだろうと想像してます。けどやってみたい。

時間を削る、飛ばすみたいな話も、自分がいざやると

―――ちょっと力業すぎんか?

とか思うんだけど、慣れもあるのかもしれないよね。

人の文章読んでいるときには気にならないんだから。


精進精進 BYE


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