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官能小説家 咆哮記  作者: 余次元
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ブクマは消える、マッチのように

 ひねもすブクマ待ちつつも、片手間にて仕事などしつらむ。


 時折、作品情報など伺いに、来るとブクマ2つ増えており、大変気持ち軽く、仕事に戻る。

 ところが、また見にいくと片方が消えてしまっている。

 そんなことは、別段めずらしいことではないのだが、増えて行くものだという頭でいるために、ひどく落ち込む。そして、恨む。ブクマを消した人を。きさまー、僕をもてあそんだな!おれの中のシンジ君が怒りの雄たけびをあげる。しかし、ネット空間はゲンドウくんより反応がない。

 ひとり涙して、カップラーメンをすする


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