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黒の空が明けるまで  作者: Alice
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隊長

【隊長】

ノアが来てから5年、リテルシアは12歳になった。前線で戦ってきた主力部隊が隣国を押し停戦状態にまで持ち込めたが、隊長の殉職した。副隊長は隊長になることを拒否したことにより、主力部隊の総入れ替えが行われた。チェーロ家にある戦闘部隊に所属する人全員参加で戦闘が行われた。

ルールはひとつ、殺さないこと。

それ以外であればなにをしてもいいという。もちろん投降もあり。その中で最後まで立っていた者が隊長になることができる。

隊長に選ばれたのは参加した中で最年少のアシルという少年だった。圧倒的な戦闘能力でたった1人ほぼ無傷で立っていた彼はリテルシアより少し年上だが戦闘部隊のそれも主力部隊の隊長になった時に周りからの異論はでなかった。それほど圧倒的な戦闘能力だったからだ。


新しく隊長になったアシルはアルビノでありながら太陽に怯えることなく外に出ることをする変わり者だ。

見た目の美しさから考えられない戦い方をする彼をリテルシアが初めて見たのは前線で主力部隊と共に戦った時だった。無表情で敵を殲滅していくリテルシアとは反対に、人を殺すことが楽しいというように狂ったような笑みを浮かべ暴れるアシル。停戦状態も長くは続かず、国境での戦闘が始まり、 2人は前線で瞬く間に有名になっていった。


母のメイドだった彼女にどこか似ている彼は自分のことをあまり話さないが、幼い頃に両親が亡くなってから親戚に引き取られたが、直ぐに親戚の元を去り領主スコルドに拾われたアシルはそのまま戦闘部隊の見習いとなった。その時別れた姉がいたということを教えてくれた。



主力部隊の隊長アシル、チェーロ家次期当主リテルシア、次期当主の専属メイドゆづきの3人が先行し最前線で戦うようになり、当主スコルドは主力部隊と共に後方で戦闘を行うことが増えていった。


リテルシアはこの頃から社交会に出ることがあまり無くなっていった。オリヴィアとは手紙でやり取りをし、交流は続いた。

彼女に婚約者ができ、忙しく連絡が少なくなった。また出会えるのを楽しみにしてるという文が届いてから交流がなくなった。

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