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三度、鏡に水をかければ。  作者: かんぱち
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なんでもない夏の日

かんぱちです

展開が遅いのですが気長にお待ちください

「暑い」


今日は日差しが強く、ジリジリと肌を焼く太陽を俺―――風見裕也は憎たらしく睨んでいた。



今日は学校も休みで一日中だらけていようと思っていたが、こんな日に限ってトラブルというのは起こるらしい。


我が家のオアシスであるエア・コンディショナー…つまりエアコンだ。それが故障していた。


無理もない。 元々ボロボロといってもおかしくない状態のものを無理矢理使い続けていたからだ。 こうなるのは必然とも言える。


しかしタイミングが悪かった。

俺が住んでいる地域はいわゆる田舎で、周りの風景は田んぼだらけ。

その為電化製品を取り扱う店などが極端に少なく近場には一つしかない。

その唯一の店が今日は営業していないのだ。










理由は、店主が熱中症で倒れ療養中だから――





熱心に接客をしていた結果、水分補給を忘れ意識を失ったらしい。

大人は大変だ。一生子供でいたいと強く願う。





しょうがないので窓を全開にし、水で濡らしたタオルを首に巻く。 そうしたらうちわを用意して準備完了だ。


首元が濡れているおかげで風がなんとも心地いい。











うちわを仰ぎながらふと考える。

今日は何をして過ごそうか、と。

こんな田舎だ 娯楽は少ない。外で遊ぶというのは気温が暑くてやるきにならないし、スマートフォンのアプリゲームもあまり好きではない。







「しょうがない 今日も適当に都市伝説を調べるか…」






俺は都市伝説や怪談といったオカルトが好きだった。自分が知らない世界に触れている感覚がたまらなく好きなのだ。

勿論【異世界に行ける方法】や【幽霊と会う方法】なんてものを、好奇心に任せて試したこともある。 結果は全て失敗だったが…





そんな中こんな記事を見つけた。

















「【鏡を使ってあの世に行く方法】…?」




この時はまさかこれがきっかけで、自分の人生がガラリと変わるなんて考えてもいなかった。

所詮噂

その程度に考えていた自分を誰が責められるのだろうか。





太陽が肌を焼く高校2年の夏休み

外では蝉が鳴いていた

ありがとうございました

次あたりで一気に話が進められそうです

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