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意味不明です

 でも、皆、封筒って、言ってるから、私に送られてきた黒封筒と、一緒なはず。


 異世界招待券が入った、例のやつだよね、きっと……。


「正解。

 流石、理解が早くて助かるですよ。

 貴女が送り主の招待券入りの片道チケットですね。

 今回は、(わたくし)は、関わっていないので、そこんとこ、ヨロシクです」


「ルルリナ、そんなの信用できると思うの」


「……」黙りよった、こやつ。


「ですが、レイラレスカ様。

 今回はルルリナ様は無関係で御座います」なにを、仰るウサギさん。


私共(わたくしども)が、保証致します」いやいや、チミタチぐるじゃん。


「コロラさん、ユカさん。

 それ、信用性ゼロなんだけど」


「そう言われましても、事実で御座いますから」声揃えて言わなくても。


「わかりました。

 今回は信じてあげますよ」


 うわ、満面の笑み。


 でも、これからどうなるの……微妙に()な感じがするのは気のせい、じゃなかった。


「皆さん、注目」ちょ、何してくれてんのさ。


 人を指すんじゃない。


「ルルリナ、ちょっとやめて。

 あんたまさか、私の名前で……」


「そんな面倒臭いの、(わたくし)がするとでも、思うんですか」確かに、懇切丁寧に小包を梱包して配布なんて、ど面倒臭(めんどくさ)いことを、こいつがするようにはみえない。


 じゃ誰が、そんな下準備をして、態々私の名前を明記してまで、犯人に仕立て上げたのかが、わからない。


 私を犯人にしてメリットがある人は……ここにはいない、よね。


 じゃあ、天井界の神々、て、コとになるけど。


 でも、そもそも、ルルリナが切っ掛けを作ったわけだから、関与するにしても、こちらに転生した、後になるし。


 誰だよ、人の名前、使った奴は……。


 あ、みんな、私を見て固まってるけど、なんで?。


「レイラはこんなに可愛くないぞ」ちょっと待ちなさい、スティ、私、正真正銘のレイラレスカですよ。


「え?!、ちょっと、ま、……」


「レイラが、こんなに可愛かったら、私凹むは」ルーナ、親友に対する言葉ですか、それ。


 なにが、どうなってんのさ、訳が解んなくなってきた。


 否定されたよ、それに皆の中の私って、どうなっているんですか?。


「レイラレスカはさ。

 もっと、(ちっ)ちゃくて、太ってて、ずんぐりむっくりだよね」なんですと!。


「そうそう。

 ちびデブだよね」まてまて、誰よ、それ。


 ちょっと、待ってください。


 ねぇ、酷くないですか、これって、酷いと思いませんか。


 ねぇ、誰かなんとかして下さい、私最後には泣きますよ、ほんと。

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