口説かれる精霊達 004
超短くてごめんなさい。
ネルトンパーティー会場とかした部屋の雰囲気が一変、私は、ほんのちょっと、怒っただけなのに、威圧を周囲に撒き散らして、ぶち壊してしまうなんて、思いもしませんでしたが。
……そんな予想、誰ができるのよ。
ああ、もう、女神、女神ってさぁ、皆、煩いのよ。
私だって女神になりたくて、なったわけじゃないのに。
それにさぁ、女神は怒らないとでも言いたいの? そんな、決め付けは困るんです。
嫌な事をされたら、普通に怒りが込み上げてきちゃうし、自分じゃ、どうしようも、ないのよ、分かりますか?。
空想で描かれているのに、皆、固定されすぎじゃないの。
そんなの、私から言わせれば、笑顔で、ニコニコしてられる方がどうかしてると、思うけど……。
恐怖と絶望に満たされて、なに、青ざめてんのよ、私は恐怖の大王、とでも?。
……それに、後ろの真人さん? 貴方、それでも神聖魔王ですか! なに、たじろいじゃってさ、ほんと、情けない。
「僕にはレイラが……」言っている事と、やっている事が正反対じゃないの? ユレイブさんや。
……真人の隣にいるユレイブがアテナを抱き締めているのは、何故? 私を散々好きって言いながら、他の子に転がるのか、まじ最低、アテナには悪いけど。
どうぞ、お好きに! 二度と近寄ってこないでください。
「レイラ~」誰? ……。




