口説かれる精霊達 001
ちょっと、男共、他にもいっぱい回りにさ、女の子が沢山、居ると思うんですが、なにを、どうしたら、精霊達ばかりに群がれるのよ、あんたらの目は節穴ですか!?。
……そいえば、うちのギルドって。
「イアラ」
「なに、レイラ」
「イアラってさ。
ギルメンに、不人気だよね」確か、イアラはシンフォニアの男達から口説かれた事が一度もないはず。
「そうだけど。
それが、どうかしたの?。
それに私だけじゃないし、ヒョウガだって、外じゃモテルじゃないのさ」ヒョウガは強い剣豪とあって、女子達に大人気で、よく知らない人達に囲まれていたな。
そりゃ、180の長身でヒューマンの強い男がモテルのは、世の常だけど、ここまであからさまにモテてしまうと、驚きを隠せないけど、今重要なのは底じゃない。
「それって、変じゃない?。
ギルドの外じゃ、一人で歩いていたら声掛けられまくりなのに、ギルドに戻ったら見向きもされないって」
「そんなの知らないし、私に聞かないでよ。
でも、なんなの急に」そりゃそうだよね、急にこんな話をすれば、気にはなるのは当たり前か。
「教えてあげましょうか?」どっから湧いた、ルルリナさん。
「真面目に、説明する気あるの?」
「人聞きが、悪いですね」信用ならんから言ってんだ、解らんのか! こやつは。
「じゃあ、してみなさいよ」
「ほい。
おーい、上の人」おい、ちょっとまて、皆に神だってバレたら不味いんじゃないの?。
「いやいや、ちょっ……」慌ててルルリナを取り押さえようとしたが……ヒラリっと、躱された。
「あ、レイラさん、そんな顔をしなくても大丈夫ですよ」ルルリナが、また光始めた。
どうなっても、私は責任取りませんからね。
「流石は女神様です」椿さん、それ、喜んでるの?。
「神の力を目の当たりに出来る日が来ようとは……」ベルベッセ、な、泣かなくても、でも、ウンディーネの手は離さないのね。
「神が光臨なされるわ」由衣、そんなに瞳をウルウルさせて喜ばなくても、貴女て真祖ヴァンパイヤでしょ? 自分も神みたいな、もんじゃないんですか……え?、違うって、全力で否定しなくても。
「女神の力、使えたんだ」真歩、何気に酷くない。
うちの家族は私の扱いがぞんざいだ。
こんなんならさぁ、前、時間停止してまで、出て来る必要無かったんじゃないの。
『その通り』いきなり出てきたらビックリするんだけど。
「あの、レイラレスカ様。
喋って頂かないと気持ち悪いです」あ、念話で話してごめんなさい。
『謝るくらいなら口を動かせよ!』
「ごめんなさい」
『やれば出来るではないか』この上から目線が腹立つ!。




