デスボルトと悪の軍団 007
「あの、レイラレスカ様。
おかわり、御願いできなきでしょうか」まだ食べるんですか? 小春さん。
そのスタイルで、三杯目ですけど。
よく太らないわね。
恨ましすぎます。
「そんなに食べて大丈夫?」
「消化はいい方なので、大丈夫です。
おかわり、お願いします」何か違う気がするんですが!。
「……わ、わかりました」深く考えるのは止めよう、余っても仕方ないし……。
「レイラレスカ様。
わたくしも、御代わり下さいませ」真弥さんも、ですか…よく食べるな、四杯目……て。
「はいは~い。
俺も! 特盛で」トーサカさん、特盛、五杯目だよ、ねぇ五杯目ですよ。
麺、足りるかな……。
ひたすら、作っちゃ出して、作っちゃ出しての繰返し、少しは休ませてよ。
「お父さん、麺、追加で」
「はぁ?」いや、そんな、嫌そうにされても…皆に言って。
あ、諦めた、無言で打ち始めたよ、よ! 職人。
――――二時間後……。
千百三十八杯…千百三十八杯、て、どれだけ食べれば気がすむんですが、スープ打ち止めで、修了ってさぁ、あんたらの、お腹はどうなんってんのさ、食べ過ぎじゃないの。
今まで一番、働いたよ、私。
でも、以外に疲れていないのが、不思議?! 休憩無しで、作ってたんだけど……女神だからかな、普通ならヘバってるよ。
お父さん、お疲れ様でした。
お母さんの膝枕で、ゆっくり休んでください……あ、拒否られてる。
ん~。
なにか、忘れてる、気がするんだけど、なんだろう…。
「レイラレスカ様。
ギルドメンバーは、放っといても、宜しいのですか」え? いや、言い分けないじゃん。
言われて思い出す、私もどうかと思うけど…。
「三日後には、出立出来るんですよね」
「レイラレスカ様。
三ヶ月は準備期間を頂かないと」小春さんや、最初の話しと違わない?。
「そんな、都合良く、事は進まないぜ」いやいや、トーサカ、そんなに威張らなくても。
「人数が人数ですので、お時間を下さいまし」優奈さん、口調が変ですよ。
「三日しかなんいだよ……。
そんなゆっくりしてたら、皆、死んじゃうんだよ」
「誰がですか?」……まさか!。
「さっき、見せてくれたじゃなあのさ」
「あぁ~遠見の鏡のことですか?」まさか、ないよね、嘘ってことは…。
「レイラレスカ様」
「なに? コロラさん」
「ラーメンのレシピを、教えて頂けませんか」え? ……いま大事な話してますよね……ここで聞くべき事ですか?。
「コロラさん、後にしてもらえるかな」ルルリナ、何故? そこで黙るのさ、なんだろう、嫌な感じがするのは気のせいですか。
「ですが……」シツコイよ、コロラさん。