デスボルトと悪の軍団 004
「なに、笑ってんのさ」
「そんなの決まってるじゃないですか。
貴女の慌てふためく姿がみれて、楽しくない方が可笑しくないですか。
それに周りの人達も呆れてるじゃないですか」嵌められた、嵌められましたよ、これは……皆して、私にスットンキョンな顔を、向けなくてもいいと思うんですけど。
知っていて、当然?! いやいや、知らなくて当然でしょ、私はここの出身じゃないし、地球育ちの地球産まれなんですよ、皆様、わかってらしゃるんですか?。
「ルルリナ様。
そんな下々のことなど、レイラレスカ様が、覚えてるわけ、ないじゃありませんか」何気に酷くないですか、ユカさん。
「そうですとも、あのグゥたらしていたレイラレスカ様が、ですよ。
観ていたとは、とても想えませんので」人を食っちゃ寝してた、見たいに言わないで下さい、君達の記憶の私ってなに?。
ちょっと、皆もそれで納得しないでよ、なにが、うんうん、よ。
「グゥたらなのは、間違っちゃいないな」聞き捨てならないな、その台詞は。
「お父さん、そのグゥたらに料理させてたのは、何処のどちら様でしたか」
「娘の料理を、食べたい父親の気持ちは分からんだろうな」そんなの分かりたいとも、おもいません。
「そうよ。
でも、レイラ姉が作る料理は美味しいから、私は好き」賛同するかと見せ掛けて、敵に回るとはいい度胸だな、真歩や!。
「そうだよ。
いつもいつも、お父さんばっか、ズルいんだから」愛実、お前もかい、この食いしん坊が!。
「レイラレスカ様は、そんなに料理が、御上手なのですか。
それは一度、食べてみたいものですな」ベルベッセさん、涎が…あの、何でしょうか、皆様の視線が、視線がいたいんですけど、話がデスボルトから逸れたのは嬉しいんだけどさ、なに、この、手料理食べてみたい、雰囲気は、嫌ですよ、作りませんからね。
「レイラ、皆になにか作ってあげたら……」お母さん、ここで、その台詞はないんじゃないですか、私は嫌ですよ。
「え! いや……」
「お! 久々に旨いもん食えそうだな」ちょっと、お父さん、追い討ちは酷いじゃないですか。
「私は……」
「やったー、レイラ姉のご飯だ」いや、だから、嫌だってぇの! 。
「……作ら……な……い」
「レイラさん、諦めなさい」おい、ルルリナ! 話を終了させんじゃない。
「……まってよ、誰も、つく……」
「レイラ姉様、なに食べさせてくれるの? 」最後まで言わせなさいよ、愛実さんや、割り込むんじゃないの。
「だから!。
え?! ちょっと、何処に連れて行くの、ねぇ、ちょっとまってよ……」ユカさん、コロラに両脇抱えられて、連行されるって、どうなの!。
私に拒否権はないのですか……もうさぁ、皆勝手すぎるよ。




