デスボルトと悪の軍団 001
「私は、真人さんとは、結婚しませんし、お付き合いも致しませんので!。
それにルルリナ! 意味の解んないこと口走るのはやめなさい、皆、混乱するだけでしょ。
話をするなら順序ってもんがあるのを知らなんですか?」よし! 言ってやったぞ。
そんな、あからさまにショボくれなくてもいいんじゃないの? 真人さん、ルックスと外見は良いんだからさぁ、別に私に拘る必要なくない、て、ルルリナ! あんたもだよ。
ダブルでショボくれる、て、どうなのさ。
「で、レイラ! こちらの二人とはどういった関係なんだ? 」お父さんなに、複雑な表情、浮かべてんのさ、それとそこの三人さん、言われて気が付くとか、どうなの!。
「えっと……」
「……それはですね。
コボルドの大群から助けて頂いた、命の恩人さんですよ」回復早、今さっきまで、落ち込んでましたよね?凹んでましたよね?ルルリナさん……ニヨニヨして、何、悪巧み、してるんだ、嫌な予感しかしませんよ。
「あらあら、そうなの。
その節は、娘が大変お世話にありました」
「いえ、当然の事を下までです」
「あれ? 見返りに何か寄越せ、て、言いましたよね、たしか!」嫌な笑い方するんじゃないの、ルルリナ。
「そうで御座いますよ。
真人様、よりにもよって、レイラレスカ様を寄越せ、などと、おしゃるもんですから、私目ははらはらしっぱなしで」
「そそ、レイラも、私なんかで良いんですか。
悶えちゃって、見ているこっちが恥ずかしかったですよ」
「おいこらまて! そんなこと俺は言ってないぞ」
「そうよ、私も、そんなこと言った覚えはないんですけど」
「ほら、息ピッタリじゃないですか」マタンカイ! このへっぽこ妖精!。
「ルルリナ、あんたね!」
「そ、そうか」ちょ、真人さん、なんでそこで、照れるんですか。
あらあら、まぁまぁ、じゃないない、この回りの雰囲気は?。
「契約上はレイラレスカは、真人の所有物なんですよ」一番忘れていいことを覚えてんじゃないの。
「そ、それはさぁ……」
「まぁ、そうだったの」今まで嬉しそうだったのに、ここできて悩む、お母さんってなに?。
「ルルリナ様。
御説明願います」コロラさん、恐……迫力が、虎を震え上がらせるペンギンって、すご! 【エルフですよ、コロラはエルフです】。
ルルリナ、あんたって、私には強気なのに、コロラやユカさんには弱いよね、弱味でも握られるとか? まさかね、元神なんだし、それはないか……。
「そうで御座います。
ルルリナ様、その様な大事な事を、事前に御伝え頂けないとは、ほろうのしようがないでは御座いませんか」は? ……ユカさん、そっち? そっちなの? 二人とも、そっちで怒ってんの? ……話題を変えないと、変な方向に粋そうな予感。
「それはそうとさぁ。
ルルリナ、旅の支度ってなによ……」これで、話題を変えれるかな……。




