表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

37/75

帝都リリバーム

 真歩(まほ)昌幸(まさゆき)が部屋までの案内を、受け付けにユカと愛実(まなみ)が、面接官に私、まりな、コロラがあたる事となったが、ルルリナは「そんな面倒臭いの御断りです」言い残して何処かに行ってしまった、まぁ居ない方が楽だからいいんだけど。


 最初の面接者が入ってきた。


 もちろんベルベッセ、改めて見ても、ん~なんとも言えない、肌色が緑って違和感ありあり、まんま雨蛙なんだよね、不合格に、に、にぃ、え?! ちょっと「採用」はぁ? コロラさん、いやいやちょっと待ちなさいよ、まだ何にも話してないじゃないのさ。


 外見は鍛え上げられた肉体美が美しく筋肉の曲線がはっきりとしていて、鬼の様な顔、下から突き出る二本の牙、186センチの大男でも、あの美声は反則だよ、失礼かもしれないけど顔に似合わないのに、もっと聞きたい、聞いていたい衝動に駆られてしまうのですが、話すのをやめたとたん現実に引き戻される、何て言ったらいいんだろう、挙げて落とされるのがね、もうさ、恋して失恋?いや、この胸の気持ち悪さは半端ないんだよ……。


 んー女神の名に置いて彼、ベルベッセの媚薬効果を制限せよ、なんてね。


「ルルリナ様。ベルベッセを部屋に案内して頂けますか」


「任せなさい。

 こっちですよ」素直じゃんか、あれ? 雰囲気が違うし妖精らしいし、違和感ありありで気持ち悪いっての。


「ねぇ、ルルリナ」


「ん? なんですか?。

 アホ女神、邪魔しないで下さいよ」かわんねぇじゃん……。


「レイラレスカ様。

 お静かに為さってて下さい、それと集めて女神を開いて見ていてくださいよ。

 ルルリナ様、自分のやるべき事をしてください」


「は~い、じゃ行きましょう」


「はい、ルルリナ様」ベルベッセが喋ったのに魅力されない? なんで?。


『自分で願っといて、その反応はないと思うのですが本当に自覚が無いのですね、呉呉も浅はかな願いをしてはいけませんよ、女神で有る自覚をもって言動や行動をするようにしなくては成りませんよ』またいきなりだな、あのさぁ、自覚なんて無くて当たり前だよ、訳分かんないままどんどん話進んで行くし、私にどうしろってのさ、それに私の力って何があんのよ……おい、無視かい、一方通行かい、なんだよこれ……投げっぱなしかよ。


「レイラレスカ様。

 なにをブツブツおしゃってるのですか、そんな事だからルルリナ様に阿呆だの似非だの言われるのですよ」


「ご、ごめんなさい」コロラさん、手加減なしですね、きついんですけど……。


「分かって頂ければいいのです。

 はいはい、本開いてちゃちゃとする」慌てて本を見開いた。


 最初のベージにベルベッセ完、え?丸完と押されているけど。


「コロラさん、何時見たの?」


「え?! そんなの勘ですよ。

 これでも元天使なんですよ、嘗めないで頂きたい」あ、そう、勘ね、へぇ~勘なんだ。


「どうせ、男手が欲しかっただけでしょ」


「なぜ、お分かりになったのですか…次からは本を見ながら決めていきますので、宜しくお願いします」適当かい、なにその切り替えの早さは、苦笑いしてんじゃない。


 大丈夫なんだろうかユカさんとチェンジした方がいいんじゃないの?。


「はい、次の人通してください」お、お母さん……笑顔なのに威圧感が半端ないです、恐……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ