表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イズサンとちゅん助は負け組でも負け犬にはならないのです!  作者: ちゅん助の!
プロローグ 青年イズサンとおかしなぬいぐるみの様な生き物ちゅん助
8/230

プロローグ その8 びっしり

 

「うおッ!?」


「なんじゃあ!こりゃああ!?」




 背の低い草しか生えていなかった薄緑で染まっていたその平原は、見通しの良かったはずのその平原は…

 

 びっしりと蠢く灰色で覆われていた…


「こ、これはイズサン…死んだお!」


「うう…」


 ちゅん助が漏らした絶望の声に応える事も出来ず、今駆け抜けて来た道に活路を求めて振り返ると、退路を断つように群影が走った。青グソクの集団…


「こっ!これって!」

 

「罠だったか!」

「罠だったお!」

 

 同時に二人が悲鳴にも似た声を上げた。それは俺達が追い込まれた危機的な状況を嫌でも理解した瞬間でもあった。恐怖と緊張で一気に身体が強張るのを感じていく。


 灰グソク達は先程まで、全く統率なく個別に蠢いていたのに、眼前を埋め尽くす大集団のはキキキ、キキキと笑い声にも似た不気味な鳴き声を発し、殆どの個体がこちら側を向いて迫って来ていた。

 

 同期するかの様に後方の集団も青の一団を先頭に、退路を完全に塞ぐ形で壁型陣形を取り始め、まさに行くも地獄引くも地獄の様相を呈し始めている。

 

 灰が統率なく動いて弱過ぎたのも、青が即座に後方に下がっていったのも、赤の体液を剣に付着させてしまったのも、その全てが、その全てがこの状況に追い込むための布石!


 罠だったのだ!


 よくよく考えれば黄との交戦前は一旦は隊に引き返すことに俺も同意していたのだ。それが黄色を倒した途端、急にハイになってしまって…


 そう!


 あの甘い匂い!


 そう!あれに俺を興奮させ冷静な判断力を奪う、麻薬成分みたいな効果があったとしたら…恐らく、恐らく…いや間違いなく…これらは最初から巧妙に仕組まれていた。








 

 全ては罠だったのだ…

こんばんは。ちゅん助です。


お仕事お疲れさまでした。本日もお付き合い頂きありがとうございます。


ラノベのイズちゅんは罠にはまって一転大ピンチに…現実のちゅん助は自走式草刈り機を失って手持ち式刈り払い機の振動の大きさに四苦八苦…6月は乗り切れても7,8月の猛暑を生き残れるのか…???


さて、このラノベは書籍化!そしてアニメ化!という壮大な野望だけは大きく掲げて連載中ですので、そのためには皆様のご声援が必要となっております!面白くしていくのでブックマーク登録、評価、そしてなにより率直なる感想をお願い致します!


よろしくお願いしますお!


であであ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ