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イズサンとちゅん助は負け組でも負け犬にはならないのです!  作者: ちゅん助の!
第一話 おっさん二人、サーキット行くつもりがどこ行ってんの!?
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第一話 その24 ふくろう?


「え~と…」


 答えに詰まった。


「わしはちゅん助!こいつはイズサン!」

「そしてどこからと聞かれたら東だお!東の方から来たお!」


 困った俺をよそにちゅん助が即答する。


「東…ュセッペ村辺りかの?」


「もっとも~っと遠くからw!」


「はてュセッペより遠いとなると?」


「日本だお!日、出る国、日本から来たんだお!」


「バカバカバカ!ちゅん助!日本なんて言って!」


 俺は慌てた。


 この訳の分からない世界で適当とホントの事織り交ぜて答えて、せっかく警戒を解いてくれた老人にまた怪しまれたら元も子もない。


「にほん?はて聞いた事もない…よほど遠くから来なすったんじゃな?」


「遠いお!思えば遠くに来てしまったんだお…わしらはいつ玉手箱を開けてしまったのかお~w!?」


「話が違ってきてるだろ…」


 何も考えてなさそうなあまりに適当すぎるちゅん助の受け答えに疲労感を感じて来た。


「まあいいわい、ここらでも日が暮れると何かと危険じゃ」

「色々と事情がありそうじゃがまあ町までは送ってやるとしよう、乗りんせえ」


「ふぁふぁーんw(←泣いている音)じいちゃん!そう言ってくれると思ったお、ゴロゴロw」


「ばか!ありがとうございます!だろ!まったく!」


「ふぁーふぁーんw(←泣いている音)じいちゃんお礼に心ゆくまでわしを撫でていていいんだおw」


「ほっほっほ、おかしな奴等じゃわい」


「すみません、そしてありがとうございます、本当に本当に助かりました」


 老人は俺が馬車に乗ったのを見ると再び馬車を走らせた。


「ちゅん助とイズサンとやら、わしはジュセルじゃ、よろしくの」


「ジュセルじいちゃんほんとありがとうなんだお!」


「あの本当にありがとうございます、その、そいつ…引き取らなくても?」


「わしはここがいいおwわしが馬を操ってるんだお!」


 いつまでもジュセルの膝の上に陣取って、したり顔で老撫でられている失礼極まりないちゅん助が気になって仕方がない。馬を操ってるのはもちろんジュセルである…


「ほっほ、良いよ、良いよ」


「そうやでイズサン!わしの撫で心地は最強且つ最高なんやで!キリッ!」


「そういう問題じゃねえよ!馬鹿!!!!」


 とことんまで図々しいちゅん助に思わず本気の罵倒の声が出てしまった。


「ほんとにすみません…そいつ…その、なんて言うか…」


 不思議じゃありませんか?不気味じゃありませんか?得体が知れない生き物ではないですか?

 なんて聞けばいいのだろう?思わず言葉が詰まる。


「ふーむ、フクロウの精霊成りかなんかじゃろう?」


「せいれいなり?」


「動物や鳥なんかの中には精霊が宿ると知性をもって喋るようなのがおると聞くでの」


「そうなんですか…?」


「わしは鳥じゃないお!あんな森の賢者と一緒に…」

「いやバレたかおw実はそうなんだお!ほーほーw」


「いくらなんでもそんな頭だけが異様にでっかくて毛布みたいな毛生やした黄色いフクロウがいるかよ!まあ…でも…フクロウは頭がデカいか…」


「ほーほーw」


 あれだけ鳥じゃないお!とか言ってた割にはフクロウ設定が気に入ったのか、さっきの態度と言い!いつもの高速手のひら返しだ…


「ほっほっほ、まあしかし喋るといえば強力な魔物や人獣の中には話すものも居ると聞くでな、この世は不思議な生き物でいっぱいじゃて…」


「魔物!?人獣ですって!?」

こんばんは。ちゅん助です。

今夜も0最後までお読み頂き有難うございます。


ラノベの鳥じゃない設定のちゅん助はふくろうの真似してごまかしてますが現実のちゅん助は今更ながらドメスティックな彼女をアベマTVにて一気見しました。


父の再婚相手の連れ子が初恋の先生と無条件で初体験を捧げてくれる美少女だなんて、なんちゅうなろう話や!って思っていたら出典は少年マガジンとか…


さておきこのラノベでは皆さまのブックマーク登録、並びに高評価をお待ちしてます!お手すきの際にぜひぜひ


であであまた次回!

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