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イズサンとちゅん助は負け組でも負け犬にはならないのです!  作者: ちゅん助の!
第一話 おっさん二人、サーキット行くつもりがどこ行ってんの!?
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第一話 その14 わし

「ええっと君は…」


 思い切って問いかけてみた。


「は?なに言っとるかお!わしだお!わしっ!」


「………」

(鷲?鳥?)


 顔クリームメロンパンは鷲とか言っている。よくよく見るとキッチンラーメンのぴょこちゃんの亜流に似ていなくもない。

 ピコピコと動く姿は本当にぬいぐるみに見える…


「ええと…ぴょこちゃん?」


「は!?わしは鳥じゃないお!あんなキッチンラーメンの具材と一緒にするなお!」


「………」

(鷲は鳥のはずだが…)


「ええと鷲?」


「は?わしは鷲じゃないお!あんなF-15戦闘機と一緒にするなお!」


「………」

(なんだよ戦闘機って…)


 ぴょこちゃんもどきがプンプンといった感じで答えた。


「ぷんすぷんす!」

「分からんのかお!わしが分からんのかお!」


 分からんのか!と言われても…はて?ぬいぐるみに知り合いはいないはずだが…ぬいぐるみ…ぬいぐるみ!?


「ぬいぐるみが喋った!」


「はあ!?わしはぬいぐるみじゃないお!」

「あんな美少女の胸に抱かれる羨ましい存在と一緒にするなお!」

「いや!してくださいお!」


「どっちだよ!!!」


 思わず突っ込んでしまった…


「まったく!わしだお!ちゅん助だお!」


「ちゅん助!?お前ちゅん助かっ!」


「おお!我が唯一の友!イズサンよ!こんな姿になってもよくわしと見抜いた!」


「お前自分で言ってんじゃん…てかその姿…どうしたん?」


「あほっ!」


 ポカ!


「あいた!何するんだ!」


 ちゅん助が素早く俺の身体を頭上まで駆け上がると頭を叩いた。


「こっちのセリフだお!」

「おそらくはおまえが無茶な運転したせいで、こんな姿に~!」

「そして当のおまえはそのような姿に~」

「思い起こせば!いっつもいつも自分ばっかSSR引きおってからに~!」

「思い起こせばスマゲの11月の白雪イレブンだって」

「わしの方が半年も早く始めたのに」

「紹介されて遅れてやっただけのおまえばっかSSR引き当ててずるいお!」

「わしなんか嫁のあまぐもちゃん一枚も引けなかったのに!」

「おまえときたら無課金で何枚も引きおってからに~!」


 姿?なんの話だ?にして白雪イレブンとは変な話を持ち出してくるものだ…


「姿ってなんだよ、スマゲだってあんなの運だろ?」


「……おまえ…自分がスーパーSSR引き当てとること気付いとらんのか?」


「言ってる意味が分からないな…」

「それよりお前こそその姿ほんとにちゅん助なんだろうな?」

「好きな自動車メーカーは?」


「アルザスにあらずんば車にあらず」


「好きなグラドル言ってみろよ」


「夜岸りさの前に夜岸りさなし、夜岸りさの後に夜岸りさなし!」

「ふぁふぁーん!(←泣いている音)多和田は氏ねお!」


 間違いない!


 やはりこいつはちゅん助に間違いない!そういえば彼が学生時代何回か落書きのように描いていた頭が異常にでかいパクりぴょこちゃんみたいなイメージキャラクターだと言っていたあの絵、こいつにそっくりじゃないか!

おはようございます。ちゅん助です。


今朝も最後までお読み頂き有難うございます。

ラノベのちゅん助はぬいぐるみの様な姿になってしまいましたが現実のちゅん助はアベマTVで外科医エリーゼを見ておりました。医療物はなぜ面白いのかw


さてさてこのラノベでは皆様のブックマーク登録をお待ちしています。併せて評価もお待ちしています。さらにさらに感想はこのラノベでメインヒロインが登場するのくらい心待ちにしております!お手すきの際には是非!このラノベ面白くなっていきますお!


であであ次回!

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