第六話 その22 リフティング
「油だお!燃える奴だお!」
「いや…武器は積んできたが…いや!灯用の油、これならあるぜ?」
武器屋は小さな壺を取り出した。
「十分だお!くれ!」
奪う様にしてちゅん助が小壺を受け取ると、よろよろとしながらも増援部隊に気を取られた青ムカデ達の隙をついて素早く間を抜き青大将のケツに付いた。
「どりゃあああおおおお!」
ちゅん助が小壺を渾身の力で投げつけると壺は青大将の尾部分に命中し油が後部をしっかりと濡らした。
「クソ蟲い!まっとれやお!文字通りケツに火を付けたるからなお!」
ちゅん助がよろよろとした足取りで再び大混戦の広場を抜け出ていく。
「ちょっと!あのちび助!なにやってんのよ!」
「水みたいなのカイブツにかけたっぴゅ?」
「水?水が弱点なのかっポ?」
「なわけないでしょ!外に居る蟲が雨に打たれないわけないでしょ!」
「という事は…」
「油か!」
「あぶらッポ!」
「あらぶッピュ!」
「火を付けるつもり?でもあれだけの巨体をあんな少々の油でどうにかできるはずないわ!?」
「青いのががったいしてるいじょう燃やしたところでほじゅうされるだけッポ!?」
「いえ!?待って!火を着ければ燃えてる部分への補充だけはそしできるはずよ!」
「それが狙いッポ!?」
「ああ!エロピヨがたいまつ抱えて戻ってきたッピュ!ダメだっピュ!こんどは目立ちすぎてあちこちからおそわれてるっピュ!」
「クソむしぃ!!!ここは派手にキャンプファイアーと行こうおw!文字通りムシ焼きにしたるわw!」
「うう、ちゅん助!それは字が違う…」
「キャンプファイアーといえば!わしは中学生のときフォークダンスで愛しいあの子まで順番が回らんかったや!」
「その怨念の炎を喰らってみさらせろや!だお!」
戦場を駆け抜けてちゅん助が青大将の尾へと迫る。
ドカッ!
「ぐえああ!???」
いくら小さい体のちゅん助でも松明を抱えていては目立ち過ぎた。たちまちの内に狙いを見破られグソク達の体当たりを喰らい、その腕から松明が零れ落ちた。
「ちゅ!ちゅん助!お前の体では!」
ポーン!
ポーン!
ポーン!
ポーン!
「わああ!こ、こいつら!わしはサッカーボールじゃないお!」
グソク達に捕まったちゅん助は玩具の様に体当たりの連続リフティングで弄ばれた。
こんにちはちゅん助ですお。
ラノベのちゅん助はサッカーボール扱いされ弄ばれてますが現実のちゅん助はカイロスロケット3号機打ち上げ拝むべく和歌山串本方面目指して、南下中!
であまた次回!




