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イズサンとちゅん助は負け組でも負け犬にはならないのです!  作者: ちゅん助の!
プロローグ 青年イズサンとおかしなぬいぐるみの様な生き物ちゅん助
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プロローグ その19 ピュッ!


短剣一閃!


敵目掛け全力のカウンターで繰り出された片手上段斬りが青ムカデの正中線に炸裂。一列に並んだ数十匹以上ものグソクで構成された体を一撃の下に真っ二つに引き裂く。

 



 

 はずだった…

 

 

 

 

「外したァ!?」

 

 真っ二つに切り裂いたつもりの青ムカデはその残像だけを残し、短剣は勢い翌、しかし虚しく空だけを斬った。


 シュバアーーーー!そんな小気味の良い斬撃音が聞こえるはずが、ヒュンという風切り音だけが小さく鳴り響いた。

 全体重をかけ逆転の一撃を放った俺は完全にスカを喰らい、今度こそ本当にバランスを崩してつんのめった。

 前方視界、そこには青ムカデは存在しなかった…

 

「キイーキーッ!」

 

 間抜けめ!死ね!言葉にすればそんな風だろうか?巨大ムカデが背後で吼えた。

 

(ま、まずい!今度こそ完全に後ろ!しかもバランスをッ!)

 

 フェイクにかかったのは俺の方だったのだ。

 咄嗟に反転するがその体勢に剣撃を繰り出す重心など一切残されてはいない。

 眼前に大口を開けた巨大ムカデの牙が迫る。

 

(だめだ!やられる!)

 

 今度こそは完全に死を覚悟せねばなるまい…

 

(野郎、口…こんなに大きかったんだな…)

 

 死の間際の感想がそれかよ、我ながら思った。しかし人間死ぬ時なんて案外こんなもんかもしれないな…そうも思った…

 




「ふせろッピュッ!!!!」


「!?」

こんばんは。ちゅん助です。

今宵も最後までお読み頂きありがとうございます。

ラノベのイズサンは青ムカデのフェイントに見事に引っかかって死が目前!ですが現実のちゅん助は自走式草刈り機の交換部品を取り付けてました。が!今度は前進できても後進のクラッチが入らないという憂き目に…


それにしてもラストの謎の「ふせろッピュ!」の掛け声はいったい誰なのか!?乞うご期待!


さてこのラノベでは作者ちゅん助のモチベを保つため、書籍化、アニメ化の野望を実現すべく皆様のブックマーク登録、ありがたいご支援をお待ちしています。是非とも評価、いいねをお願いします。


であであ


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