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学校以外は異世界で  作者: 戸口六
6/8

結構毛だらけ

「にいさま!」


「んー」


「またひとつ売れました!」


「お、そうかっ」


木陰で問題集をにらんでいた俺は飛び起きて、ティリルの頭をナデナデした。

それから、ソシア草の袋を数えた。


「なかなか、順調な売れ行きだな」


「はい! 今日はあたらしいお客さまが何人もこられました!」


「うん、うん」


週に二、三度。袋づめしたソシア草をこうして販売している。


販売といっても、道ばたに商品をならべて、ほぼ素人のフリーマーケットだ。


ここは街の外。

街の中で商売をすると税金をとられるし、いろいろともめごとも多い。


俺たちは、とある農家と懇意にしていて、その庭先を借りて出店させてもらっている。


田舎と思うなかれ。ちょうど街道沿いで、けっこう人の往来があるのだ。


はじめは、これからダンジョン探索にむかう冒険者が街で薬草を買い忘れたのを思い出して、ここで買っていくことが多かった。


最近は、わざわざうちの店で買ってくれる客もいる。自慢じゃないが、うちのソシア草は品質もいいし、値段も良心的だ。(店員も初々しい)


それだけじゃなく、今日は新しい客もちらほら。おそらく口コミで店のうわさがひろがっているのだろう。

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