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ぽm  作者: 部凛々 安人
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分からないから恐怖する 分からないから面白い

産まれて十数年 生きていたようで死んでいたようで

物心がつく なんて言葉があるけど 果たして首が座ったのはいつなんだろう


産まれて二十数年 今は生きている実感がある

そんな気がするだけかもしれないけど


生粋の楽天家だった 家は裕福とは言えず 現在両親は離婚している 傍から見ればそこまで幸せじゃなく見えるかもしれない

でも幸せだった そう思える自分はできた人間だと思っていた


楽天家で居れたのは 心が強いからじゃない

深く考えずとも進んでこれたからだ


心が強いかどうか試す間もなく 誰かの度胸の上にちょこんと乗って進んでいたからだ


本当に問題に直面した時 人の真価は見える


問題に直面し それをしっかり受け止めた時初めて 自分の強さを推し量れる


強くありたい 強くなりたい

そう願ってきた


その願いをどこかの誰かが叶えてくれたのだろう


強さとは 度量だ

物事を受け止めきる力のことだ


弱くありたい人は居ない


何かを経験し 自分は弱いと悟る それも良い


強さを目指し 研鑽するもよし

弱さを悟り 工夫を凝らすもよし


大事なのは 最後には 楽天家になることだ


後悔し 苦悩し 涙した先で 笑っていることだ


"終わり良ければ全て良し"


これは綺麗事じゃなく 事実だ


試合中いくら劣勢だろうが 最後には勝てば良い

人生における最後とは 死ぬ時だろう


死ぬ時に笑って居られれば良い

それまでいくら泣いても喚いても良い


学校を休んでも良い 仕事を辞めても良い


なんなら死ぬ時笑えてなくても またやり直せるかもしれない


考えることは大事だが 深く考えた先には 謎の宇宙が広がっている


分からないから恐怖する 分からないから面白い


そのくらいでいい


もし余裕ができたなら 隣人を助ければいい。

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