魔法体系
今日も特に誰にも会わずにあの屋敷についた。
「今日もちょっと仕事してくるつもりなんだけど、いいかな?」
「あ、はい。わかりました。その前にちょっと相談いいですか?」
エラン様は馬から降りるなり、忙しそうに告げてきたのだけど、聞いておかないと忘れそうだ。
私は砂糖についてとかその他の物品についてどうするかと簡潔に聞いた。
「うーん。確かに君の出してくる物はどれも経済を狂わせそうなレベルに上質なものだからねぇ。魔術は進歩しているけど、それらは簡単に供給できるものではないからほんとにすごい能力だよ。まだ私達も考えあぐねているんだよね。」
確かに、水道の代わりに水を魔法で出せたり、冷蔵庫の代わりに氷室を使ったり、下水の代わりに浄化魔法をかけたり、比較的精霊単体による魔法はそこそこ発達しているけれど、作物を作ったり、物を加工したり出現させたりするのは難しいようだ。
複雑に要素が絡まった途端に魔法の出る幕ではなくなる。
出来て、水魔法に火魔法を加えて熱湯を作るとか氷を作るくらいしかできない。
あ、ちなみに、熱湯を作るのも氷を作るのも火魔法だよ。
熱を水から奪うと氷、熱を水に注入すると熱湯になる。
それくらいは一般学校でも勉強する。
まぁ、実践はできないけど。
ちなみに植物をす早く育てるのは難しいらしい。
木の魔法は言ってしまえば命に作用する魔法らしい。
だから治癒魔法とかは木の魔法なんだとか。
まとめると
水魔法は液体を操る魔法、
風魔法は気体を操る魔法、
土魔法は固体を操る魔法、
火魔法は熱を操る魔法、
木魔法は生命活動に作用する魔法。
こんな感じ。
光魔法と闇魔法はそのままの意味を言うみたいだけど、何か違う効果もあり明言できず謎だと言われている。
特に闇は謎なんだけど、私のサンドボックスはその中でも特出して謎な能力なんだろうなぁ。
「とりあえず、この件は預からせてほしい。売るときは私かアドル老師を通してくれないか?悪いようにはしないから。」
「アドル老師も?」
「うん、アドル老師は同郷でしょ?価値とかもよくわかってるだろうし、主に父上とアドル老師と相談することになるだろうしね。」
「わかりました。あ、あとクラミッパは育てられるみたいです。それとトルー鉱石とアミュティリス石も掘れば採れます。というか採れました。」
私は石を採掘できたことを示すために穴の方を指差した。
「ほんと!?すごいな。アミュティリス石はかなり深いところにしかないから採掘が難しいんだけど」
エラン様は苦笑いしていた。
でしょうね。
実際かなり深いところにありました。
たぶんサンドボックス的にはダイヤと同じ位置に…あれ?ダイヤあるよね?
ダイヤの代わりにアミュティリス石ってことないよね?
「とりあえず、このことも相談しなきゃね。やること増えるなぁ。じゃ、また後でくるからね。」
エラン様は笑顔でそう言うと颯爽と馬に跨り、去っていった。
イッケメーン




