覚えることがいっぱい
そこからパンと干しぶどうのような干しククラともう一つに干しパイナップルのようなものが入ってました。
こちらも名前は知らなかったのだけどエラン様がパイーポーと言ってたけど、たぶんパイナップルです。
日本のようなシロップ漬けにしているものではなくただ干しただけっぽいけど、どちらも珍しいのかエラン様は美味しそうに食べてた。
ククラは干しぶどうと干しナツメの間みたいな感じしたけど、トロッと感があったからたぶんぶどうに近い果物なんだろうなぁ。
こっちは気に入った。
プルーンとかこんな見た目だった気がするな。
食べたことないからわからないけど。
エラン様が魔法で熱湯を出してお茶を沸かしてくれた。
そして、パンとドライフルーツを食べながらエラン様がポーションについて説明してくれた。
ポーションは下級ポーションがまたの名を基礎ポーションと言うらしい。
下級から中級、上級、特級というように4段階あって、段々材料が増えていくらしい。
そして、基礎の下級ポーションにそれとは違う材料を入れて作る特化ポーションがあってそれが魔素増加とか精神安定とかのポーションになるらしい。
他にも色々あるらしい。
ポーションのそれぞれの材料はこんな感じ。
【下級ポーション】
・トルー鉱石
・バイシャグルの葉
【中級ポーション】
・トルー鉱石
・バイシャグルの葉
・アイトセの花
・イタッサラの花
【上級ポーション】
・トルー鉱石
・バイシャグルの葉
・鉄鉱石(鉄粉)
・アイトセの花
・イタッサラの花
・アネルモの葉
【特級ポーション】
・トルー鉱石
・バイシャグルの葉
・アミュティリス石
・鉄鉱石(鉄粉)
・アイトセの花
・イタッサラの花
・アネルモの葉
・クラミッパの根
鉄以外は今日が初見だけど特級さえ覚えておけば組み合わせみたい。
あとで紙ができたらメモしておきたいな。
ってかはやく書かないと忘れる!
能力証にメモできたらいいのに!
やはりスマホとは違うなぁ。
とりあえず、紙は作れるとしてペンとか鉛筆ほしいなぁ。
サンドボックスでは作れないよなぁ。
作れて木炭そのものか。
「あの、書くものってありますか?ペンとか芯に木炭のようなものが入ってる棒のようなものとか…」
羽ペンは言葉として知っているし、石筆とかは使っているけれど、鉛筆やボールペンや万年筆とかは見たことも聞いたこともないんだよね。
そもそも紙が出回ってないから手軽に書ける道具は必要ないのかも。
この世界の人達ってなんか記憶力いいし。
「羽ペンは今持ってないけど、木炭ならあるよ。その言ってるのは『エンピツ』ってやつかな?老師が作ってたけど。」
あ、やっぱ作ってたのか。
「鉛筆作ってたんですね。ところで植物の紙は作ってないんですか?」
なぜ鉛筆を作っていて、今エラン様がそれを持っていないかと疑問が湧く。
「あー、植物の紙か…前に聞いたことあるよ。めんどくさくて諦めたって。それより能力証使ったり魔法で板に焼き付ける方が簡単だとか…」
やっぱりー!
「そうなんですか。私も能力証にその機能欲しいです。」
「あれ?付いてないの?」
「え?」
もしかして私の能力証もメモ機能あるの?
私は能力証を出して開き触ってみる。
相変わらず表には私の顔、裏にはスキルが淡く、そして中にはサンドボックス画面が表示されているんだけど。
メモ機能がほしいです!
と思っていると魔力が少し吸われてサンドボックスの画面が一旦黒く見えなくなって、上側に白い画面、下側にキーボードが出てきた。
パソコンのようなローマ字入力のキーボードだ。
あったんかい!
でもあくまでメモのための機能のようで、それを別のファイルとして保存するという感じではない。
木簡や羊皮紙なりに移すまでの本当に一時しのぎのメモっぽい。
「あの、さっきのポーションの材料もう一回言ってもらっていいですか?」
私は早速試しにエラン様にポーションの材料を言ってもらってメモした。
画面小さいけど、自分が持ってたスマホよりはいいかな。
フリック入力ならもっと早くできそうなんだけどなぁ。




