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能力の名はサンドボックス  作者: soumamumu
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噂の的

「ねぇねぇ、セイラ。能力証もらえなかったってほんと?」

「え?違うよ。貴族と同じの貰ったって聞いたよ?」

「貴族街行ったんでしょ?」


翌日学校に行くと噂が出回っていた。

「闇曜日だから変な能力あったみたいで、貴族と同じ能力証じゃないといけなかっただけだよ。能力証自体は貰えたから。」

私はチラッと能力証を覗かせた後すぐにしまった。

「みせてー!」

「なんでしまっちゃったのー?」

皆が周りでワーワー言うので困ってしまった。

「みんな、師匠以外は見せる見せないは個人の自由なんだからせっつかないの!」

そう言ったのはアリンだった。

アリンとネイには馬車の上で家族に話すよりざっくりと話しておいたけど、何かを察したのか気を遣ってくれている。

たぶん残念な能力だと思われてるわ。


「みんな、席に着きなさい。」

オルドナー先生が来て蜘蛛の子を散らすように皆が去っていってほっとため息を吐いた。


授業は普通にしている。

特に新しいこともそれほど言ってないけれど、またノーブナルガーの建国話が始まったので耳を傾ける。


信長はこちらの世界に来て、サイファという国王と共に締結した6つの国を支配するに至る。

そして、皇帝の座にサイファ国王をつかせる頃に感染症で亡くなった。

随分信長にしては謙虚だなと思ったが、もしかしたら家臣に裏切られて死にかけてこちらの世界に来たから心変わりしたのかもしれないと思った。

その後6つの国の王たちは領主となり、1つの大きな国になった。


つまり領主一家は国王一家も同然ってことか。

領の境は色々な理由で変動はしているものの基本6つの領なのは変わらないそうだ。


オルドナー先生の授業が終わると再び私のところに人が集まってきそうなところオルドナー先生に声をかけられた。


「次の時間ミレーナ先生のところに行ってくれるか?」

「え?…あ、はい」

何故か聞こうかと思ったが聞いたら面倒そうだし、なんとなく予感はあったので相槌だけ打つ。

私は「ちょっと行ってくるね」とだけ言ってみんなと別れて生徒指導室に向かう。

ちょっとホッとした。


今11時くらいだ。

次の授業の後に昼食だ。


ノックをして「失礼します」と言うと中から「どうぞ」という返事が聞こえた。


引戸を開けて中に入るとミレーナ先生とエラン様がソファに向い合わせで座ってた。

私は予想はしてたのにあまりのキラキラしさにしり込みした。

「お早いですね」

私が冷や汗混じりに言うとやはりにっこり笑うエラン様。


「君に早く会いたくてね」


う…


惚れてまうやろ~


じゃなくて

たぶん『君に会って能力を早く解明したくてね』の間違いですよね。


わかってます、ええ。


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