調味料を豊富に使いたい
家に着いたら両親に兄の時のように心配された。
似た者親子だな。
メリーさんが、食事の準備をしていてくれたのですぐに食事にした。
能力証交付の祝いに鳥の丸焼きが並んでいる。
やはり、鳥より牛のが貴重なんだろうな。
味は美味しかった。素材が良かったんだろう。
だって本当に新鮮な若鳥だったらしいからね。
昨日メリーさんが鳥を絞めようとしたらミレーナ先生が馬で木札を持ってきたそうだ。
要約すると
『能力証交付が手間取ってる今日は帰れないかもしれない、帰らなければ、明日昼頃に一の壁まで来るように』
ということが書いてあったそうだ。
やっぱりエラン様は帰れないこと予想してたのか。
だから鳥を絞めたのは今日だったらしく、朝方鳴いてうるさかったそうだ。
うーん朝まで生きてた鳥か。
そう思うと複雑だけど、おいしいことに代わりはない。
実際屠殺現場をみてないからなぁ。
それにしてもメリーさん屠殺して羽をむしるのも簡単にできるのか。
実は、簡単じゃなかったのかな。
私はゲーム内でしかできない。
というかサンドボックスだとやっつけたとたんに肉と羽になる。
いかんな。命の大切さがわからなくなる。
鳥本来ののおいしさを噛み締めながら食事をしていたら兄が両親に岩塩の商談がうまくいったことを説明してた。
食事中も仕事の話とはワーカホリックだな。
まぁ、みんな楽しそうだけど。
そこそこ裕福とはいえ日本に比べたら物流自体が少ない。
話が一段落したところで、食後のフルーツとしてガランをメリーさんが出してくれた。
そろそろ保管されていたガランもなくなって、代わりにもうすぐしたら夏の果物が手にはいるようになる。
日本での表現で今日は6月28日ということになる。
まぁ、一月28日周期で4月1日始まりだから気候は日本では六月下旬に相当するのかな。
でも日本に比べると涼しい気がするな。
やっぱヒートアイランドとか…いや、待てよ。
このあたりは乾燥してるから蒸し暑くならないのか。
はっきり砂だらけの砂漠は記憶がないけど荒野のような砂漠は小さいのだけど近いんだよね。
乾燥してる土地だから柑橘類とイモ類がよく育つんだしね。
確か北西の隣の領の山脈からその周辺には多少雨が降るけど、そこから山があまりないというかほぼ平野なので、ここまで雨が届くことが少なくてここから東南東に至ってはほぼ雨が降らないからその位置が砂漠化してる。
サイファ帝国は結構範囲が広いんだけど、現在は調整され時計のように領が表現できるような形に配置されている。
帝都は中央にあって、直轄領はショーバタという。
0時あたりにヌモール、2時くらいにミヒールカ、4時あたりにロコワン、6時あたりにコアナキア、8時あたりにタシュカ、10時あたりにツキエトという領がある。
地図でみると時計の針が8時を刺す短針くらいの感じで山脈がタシュカ領を通っていて、帝都周辺の直轄領近くまである。山脈からいくつもの川が流れ出ている。
さすがにその川はコアナキアまでは届いているものは少ないのだが、その1つが三の壁の北側を通っていた。
流れはかなり穏やかだが、私の記憶では一応枯れたことはない。
川は蛇行して最終東南東の砂漠に消える。
その砂漠周辺は危険な火竜がいるとかで近づけないらしい。
消えるという表現はその砂漠周辺の川はその川の入り口しか見つかっておらず、ロコワン側にも出口はないことからそう言われている。
火竜が邪魔で確認ができないってことだ。
塩湖は行き止まりの湖で出来ると日本人だった頃に何かで読んだ。
絶景のウユニ塩湖に行きたくて調べてたんだよなぁ。
水は蒸発するのにミネラルは残るから塩の湖になると言う。
あの砂漠の中にきっとあるってことだ、塩湖。
たしかあの砂漠の名は…火竜砂漠。
そのまんまじゃん!
塩湖の可能性についてはここではあえて言うのはやめておこう。
下手すると火竜を倒そうとたくさんの人が死にそうだ。
相談するとしたらアドル老師か、エラン様か。
塩は案外難しいな。
あれでも鉱石だもんな。




