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能力の名はサンドボックス  作者: soumamumu
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シスコンで商人な姉 カエラ

城に着くと兵士に案内されて二階の一室に通された。


「セイラ!」


その声の主は走り寄ってきて抱きついた。


「姉様!?」


姉のカエラがそこにはいた。

「能力証交付されて帰るのを待ってたらミレーナ先生が来て、今度はエラン様の名で明日まで帰れないので明日昼頃迎えに来いとだけ書状が来たのよ!何があったの?!」

カエラは見たことないほどの切羽詰まった様子で私に詰め寄ってきた。


「あぁ、すまない。急いで書いたので説明不足だったな」


そう言ったのはエラン様だった。

カエラはハッとして二歩ほど下がるとエラン様とアドル老師に向かってカーテシーをした。

「エラン様!申し訳ございません。」

姉はそれ以上は言わなかった。

少し震えている。

「セイラさんは良い姉君をお持ちのようだ。カエラ殿、そんなにかしこまらなくても良い。今日は商人としてのそなたではなく、セイラさんの保護者としてきて貰ったのだ。」

なるほど、保護者としてね。

ってうちの母と父は?

「姉様、お父様とお母様はきてないんですか?」

カエラはエラン様から私に目線を移した。

なんだかホッとしてるようだ。

「この城によく出入りしてたのは私だったので父上と母上には家で待ってて貰ってるわ。といっても仕事もたまっているから大人しくしてるわけではないけれど。あと、兄様が三の壁内の酒場で待ってるわよ。」

「兄様が?」

「帰りが遅くなっていたけれど昨日帰ってきたのよ。能力証交付のあなたを祝おうと急いで来たみたいですごく心配してたわよ。」

「それはご心配をおかけしました。」

「で?」

カエラは落ち着いたのかいつもの姉の姿に戻っていた。

目付き鋭く、説明を求めているのがわかる。


エラン様が促してソファに腰かけると簡単に説明した。


闇曜日生まれのせいか能力証交付に伴い、特殊な能力に目覚め、その力はかなり影響力が強いのがわかったので、誰かに漏れる前に領主の保護が必要であるということを。


もちろん日本人からの転生だとかサンドボックスの能力については話していない。


まぁ、エラン様の説明は嘘ではない。

闇曜日生まれだからというのはどうかわからないけど、過去を語った時のアドル老師の口ぶりだと闇曜日と転生が関係してる可能性があるのかもしれないと思った。


カエラはエラン様の説明に納得した。

「カエラ殿、責任者は私がなるので安心してほしい。セイラさんは私が誠心誠意お守りします。」

ニコッと笑ったエラン様の顔にやられそうになる。

ほんとイケメンだな!


一方カエラはメロメロって感じでは全然なく、ほっと胸を撫で下ろしていた。

私を見て、ニコッと笑った。


わかる、わかるぞ!

たぶん姉はこう思ってる。


『エラン様ともっと仲良くなっておきなさい。』


一緒にトールゲン商会を盛り上げるんじゃなかったんかい!


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