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能力の名はサンドボックス  作者: soumamumu
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2センチ角のキューブ

もう一つ確認したいことがある。

私は一つ目の大きなチェストからなんとか苗木とリンゴのキューブを探し出した。

65分の2だからなかなか見つからなかったけど。数分で見つけられた。

「あの、それ中のもの違うんですか?」

後ろから覗き込んでいたエラン様が不思議そうに言う。

「え?白い靄の中にその物が見えてるんですけど。こっちはリンゴ、こっちは苗木です。」

私は両手に持ってエラン様に見せると首をかしげた。


「私には白い靄しか見えないですね。」


なんと。

ということはキューブに何が入ってるか見えるのは私だけということか。


私はリンゴのキューブをエラン様に渡そうと差し出した。


「え?なんですか?」


ちょっとびびってる。

笑いそうになったけど、それもそうか。

「それリンゴです。持ってみてください。」

エラン様はおずおずと両手を差し出してきたのでそこにリンゴのキューブを置く。


すると一秒くらいで変化した。


ブルブルとキューブが震えて跳ねてリンゴが出てきた。


エラン様の手の中にはおいしそうな赤いリンゴがある。

紅玉のような赤々しい見た目だ。


私は残りの苗木のキューブを地面に投げると、やはりリアルな苗木が出てきた。

たぶん普通に樫の苗木だろう。

このあたりの木と同じ葉をしてる。

私は土くれに適当にぶっ指した。

別に大きく育てよとも思わないけど、放置するのも忍びなかったので。


それにしても、どうしたら樫からリンゴが出るんだ?

樫はブナ科、リンゴはバラ科だ。

私の能力を通すと品種が変わるということか?


どんぐりがリンゴに化けた。

わけわからん。


最後に私はエラン様にチェストを開けさせた。

何も入っていない段は開けられるけれど、何か入ってる段は開けることはできなかった。


たぶんコンバートの時に私の中の魔力を使ってそういう仕組みが構築されるんだろうな。


とりあえず、チェストとタンスをそのままに、土くれと岩と作業台もそのままにアドル老師の家に戻ることにした。


ちょっと疲れた。


魔力を使うのは疲労がたまるのに似ているようだ。


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