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能力の名はサンドボックス  作者: soumamumu
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詠唱訓練

パンとりんごパイでお腹いっぱいになったので少し前にアドル老師の言っていた能力証なしでできるのか試そうと思う。


イメージすればできるかな。


展開するとき、体の周りの空気が広がる感じがするからそれをイメージする。

じわじわと体の周りで何かが波打つ感じがする。

でもできない。

魔法を使うときって詠唱とかするよね。

言葉をいうだけでできないかな。

「『展開』」



さっきのイメージしたときと一緒で波打つ感じはするんだよね。


じゃあ…

イメージしながら詠唱?

「『展開』」


ーグググ…


体の周りの空気のようなものが広がりいちばん小さい結界にじわじわと広がった。


もっと早くできないかな。


「『コンバート』」


ーグググ…


展開のときと同じようにじわじわと戻ってきた。


もっかい

「『展開』」

おや?ちょっと早くなった?

「『コンバート』」

うん、早くなってるかも

よし繰り返してみよう。


「『展開』」

「『コンバート』」

「『展開』」

「『コンバート』」

「『展開』」

「『コンバート』」


かなり早くなった。

疲れたな。


それより、展開してもマコトちゃん出ないんだけどなんで?


は!マコトちゃんのイメージが足りないのか。

あとは呼びかけて出てくるイメージをする方がきっと早くできるよね。


よし

「『展開』『マコトちゃん』」

マコトちゃんがじわじわと向かい合わせで目の前に現れた。

私の何かエネルギー的なものが薄紫が斑に入った白い靄として現れてマコトちゃんの姿を形成していく。

形ができると着色されてイメージ通りの姿になった。

完全にマコトちゃんが出来上がるまで1分ぐらいかかったかも。


えっと…ここからどうすれば操作できる?

えっととりえず結界を広げてみよう。

それは能力証使ってるときにもできた。


ーグググ…


やっぱり少し遅いけど屋敷内はカバーできる。


問題はマコトちゃんが動かせないこと。


「『動け』だめだ…『歩け』違う…『進め』うーん…」

うんともすんとも言わない。

じゃあストレージは?

「『ストレージ』」

開かない。


あーもう

「『コントローラー』みたいのが目の前にあったらいいのに!」


ーフワー


私が地団駄を踏んで目の前で手を振ったらそれに合わせるように白に紫の斑のモヤが目の前に出てきた。

私はパソコンのモニターのようなサイズ感のあたりを手で拭くような仕草をした。


するとじわじわと画面のようなものが目の前に浮かんだ。


私は少し驚いたけどワクワクしていた。


でも画面のようなものの黒い画面のままという感じでやはり動かせない。

「『この画面?コントローラーとマコトちゃんがシンクロしないといけないんだよね…』」


ースー


その画面を触りながらブツブツ言ってたら何かが映り始めた。

しっかり見えるようになってみるといつも能力証で見る画面がそこにはあった。

私がいる2ブロック分に岩盤が映し出されていた。

試しに宙に浮いている画面の向きを変えるボタンを押すと、マコトちゃんは滑るように向こうを向いた。

そして、歩かせる。


普通に操作できる。


ストレージを見るとちゃんと前回持っていたものを持っているしツールも持ち帰られる。


なんだこんなにあっさりできるものか…。


でも何でできたんだろ?

えーと…『コントローラー』と『シンクロ』って言葉かな?

よしもう一回。


「『コンバート』」


その言葉を言うとマコトちゃんから画面から結界も全てじわじわと戻ってきた。


悪寒のようなものが走る。


これにも慣れないとね。


たしか全部言うと…


「『展開』『マコトちゃん』『コントローラー』『シンクロ』」


能力証ほど早くはできないけど結界が広がりまことちゃんが出て目の前に画面が現れマコトちゃんの見てる世界が見えた。


おおー。


ここまでで30分位かかったけれど、案外早かったかもしれない。


よし、もっと早くできるように訓練しよう!


私は5と半の鐘がなるまでそれを続けた。

ひたすら『展開』『マコトちゃん』『コントローラー』『シンクロ』と唱え、確認して最後に『コンバート』と唱えた。


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