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能力の名はサンドボックス  作者: soumamumu
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実演して能力解説

「ところで、能力についてよくわからなかったのだけど、見ることはできる?」

と聞いてきたのは姉だった。

私はうなずくとみんなで家の裏の空き地へ向かった。

以前にも能力を試すためにちょっと展開したことがある場所だ。

私は家から少し離れたあたりを探り岩石の地下への蓋を探した。

そこを指さして…

「実はこの地下掘ったことあるんだ。」

そう言うと全員がぽかんとした。

まぁ、魔法自体があまり市井では見る機会が少ないからわからないよね。

「ちょっとゾワッとするけど、やってみるね。」

私は不思議そうな顔の家族を尻目に能力証で展開を試みた。

チャンク距離は最初開いたときの大きさで家族全員が結界内に入る。

そして、スキンのマコトちゃんが私と家族の間に現れる。

「うわぁ!?」

両親と姉は無言で身震いしてたけど兄はあからさまにびっくりしてた。


こういうとき兄だけ反応違うんだよな。

性格が母方の祖母に似てるとかで、祖母は農家の出だったからちょっと商人ぽさはなかったらしい。

私が小さい頃に亡くなったから会ったことないんだけど、素朴な人だったんだろうな。


「これがその能力…」

姉がそう呟いた。

「この結界はまだ序の口だよ。」

私はマコトちゃんをつかって、岩石の蓋を壊すと一度設定画面から展開したままコンバートのボタンを押した。

岩石が靄に置き換わったあと、スーッと靄が外れて地下への入り口がポッカリと穴を開けた。

その後持っていた作業台を置き木の板でチェストを作った。

クラミッパとか売ったものは手元にないから今あるのはルビーとサファイア。

私はそれらをチェストに入れた。

最後に持っていた岩石でチェストと作業台を囲うように小さな小屋のようなものを作り、木の扉を取り付けてコンバートした。


結界が縮むときに今度は兄も静かに身震いだけしていた。


「なにこれ!?」

「魔法とはこういうものなの?」

「こんな魔法見たことないわ!」

「聞いたこともないよ!」

兄、姉、母、父と一通りワーワーと被せるように騒ぎ立て、その後も私に、「この地下への道の先はどうなってるのかとか」、「この石の小屋は入っても大丈夫か?」「掘るってどうやって?」と矢継ぎ早に質問してきた。

私はもう包み隠さず話した。

案外両親は楽しそうにしていた。

一方姉と兄は心配そうにしている。

「こんな力を持っていたら確かに領主様の庇護下に入らないと怖いわね。」

「逆に家にいて大丈夫なのか?」

「まだ広くは知られてないし、そのための契約だもの大丈夫だと思うけれど…」

と二人で話している。


一方母は小屋の扉を開けて中を覗き込んでいるし、父は地下へ潜りかけている。

なんなんだこの落差は。


「それと、クラミッパとかも作れるから栽培の許可をもらってるんだよね。それで、その流通をうちの商会で斡旋してほしいって言われてる。」


「「「「ええっ!?」」」」


流石にそれは声が揃ったな。


うちの商会では元々薬の扱いが多かったから知ってるんだろうな。

特殊な薬だって。

「クラミッパってもう何年も領内では生産者がいなかったのよ。」

「最近は他の領からわざわざ上級貴族や領主一家が直接買ってた商材だぞ!」

今度は両親が嬉しいような重圧を感じているような複雑な表情をして冷や汗を流している。

「クラミッパをどうやって得たの?」

そう聞いたのは姉だった。

私はベレファ邸でクラミッパ含めて様々な薬草や植物をゲットしたことを話すと父の目が鋭くなった。

「ベレファ家か…密売の噂は本当だったのか。」


密売!?


いや、確かに作ってはいけないものが生えてたんだし、そういうこともあるか…。

地下牢があったのもなにかやばいことしてたのかもな。

私は身震いをした。


100話行ったので一日休ませてくださいm(_ _)m

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