モラルと後悔
モラルなんてものは
人間の好き、嫌いでねじ曲がる
もしくは
利益によって変わる
新しいことには金が動くから
新しい風のことを
大々的に行えば
よく考えない人達が金を落としていく
モラルなんていうのも
それと同じで
新しい風のことを装えば
よく考えない人達が拡散してくれて
ずっと前からあったかのように
そこに鎮座するのである
新しくなることは良いことだ
新しさが怖い人は
大抵は自分が動けていないから
そう感じるのである
だが
新しくする必要性というものは
問うて良いことなのだ
怖いから問うているのではない
使い難くならないように
問うているのである
前の方が良かったと
人間は後悔する
そうならない為の問いを
蔑ろにしているのなら
後悔しても仕方ない
とどまる形を捨てるようでは
道を一つ消すのと
変わらないものである