日の目
俺は……。
ここは、森?
………ああ、そうだ。
進化して、気を失ったんだ。
さて。
ステータスは、と。
==========
名前:無し
種族:ミミックボア
ランク:S
Lv4
攻撃:507
防御:518
魔攻:798
魔防:821
敏捷:1013
スキル
突進Lv10
衝撃突進Lv10
重突進Lv10
壊滅突進Lv2
衝撃操作Lv10
衝撃吸収Lv10
エクストラスキル
魔力感知
衝撃破壊
ユニークスキル
炎熱化Lv10
炎帝Lv7
固有スキル
複雑移動
冷静沈着
完全適応
魔導法則
種族スキル
変幻自在
ランクスキル
魔空間
称号
森の主
==========
………は?
イヤ、ステータス変わりすぎじゃん。
ランクSってやばいな。
てか魔空間って何?
魔空間
オリジナルの空間を創り出すスキル。
うん。
意味わからん。
魔空間発動。
この時、俺は何で気軽に発動してしまったのだろうか。
発動した瞬間、世界が歪んだ。
周りは歪み、何もかも壊れていく。
す、ストーップ!
魔空間解除!
だが、歪んだ場所は戻らなかった。
………マジかよ。
そういえば、森の主ってどう言う称号?
森の主
森の主。
その森から出られなくなる代わりに、ステータスが上昇する。
引き継ぎ可能。
引き継ぎ決定。
「ゴオオオオ!」
ん?
==========
名前:無し
種族:フォレストドラゴン
ランク:A
Lv3
攻撃:302
防御:213
魔攻:298
魔防:305
敏捷:97
スキル
飛翔Lv10
高速飛翔Lv1
種族スキル
ドラゴンブレスLv3
==========
普通に強いじゃん。
でもレベルで負けてたな。
よし。
こいつに森の主渡しちゃおう。
森の主委託っと。
《森の主を委託しました》
「ゴオオオオ?」
さて。
逃げるか。
***
森の外に到着。
その間に変幻自在のスキル効果を調べていた。
変幻自在
どんな種族にもなれる。
それが架空の種族だったとしても、それは変わらない。
ステータスの合計により変化できる種族は変動する。
変化した種族により変動スキルが追加される。
変動スキルは変形を終えた瞬間なくなる。
……。
強いのか弱いのかわからん。
あと変動スキルって何?
取り敢えずラッシュボアにでもなっとくか。
***
十分後。
……?
あれは?
………人が盗賊に襲われている。
テンプレかよ!
まぁ、助ける?
「ブモモモオオオオ!」
そう叫ぶ。
いきなり出てきた俺に少々混乱している模様。
「ラッシュボア?雑魚がどうしてこんな所に?」
炎帝は………必要ないな。
炎熱化発動。
そして盗賊を打ち抜く。
《経験値1057入手しました》
ん?
《経験値982入手しました》
え?
《経験値1258入手しました》
は?
《経験値2891入手しました》
ちょ、ま
《経験値1895入手しました》
おい、多すぎ
《経験値6893入手しました》
……。
《経験値2728・・・
〇〇〇〇〇〇〇か!?
というかこれでレベル上がらないんか!?
と、とにかく。
ぜ、全員倒しました、と。
さて。
じゃあ移動しますか。
そのまま去っていく。
俺はそのまま走っていった。
***
助けられた冒険者の一人視点
な、なんだあの魔物は……。
ラッシュボアか?
それにしては強すぎた。
あの速さは尋常じゃない。
通常のラッシュボアではありえない。
……。
討伐斡旋組合に報告するか。
あれはどうなるかわからない。
今回は俺たちを助けてくれたが、危険だ。
早く知らせなければ。