閑話4過去 魔力
「全く、勇者様は無茶し過ぎです。まさか魔力過欠状態になるまで魔力を使うなんて」
そうなのだ。
あの一撃で、魔物達を葬れたのは良いものの、魔力過欠状態になってしまったのだ。
つまり魔力を使い過ぎた。
それによって気絶。
戦場だったら取り返しのつかないミスだ。
今回は確かに戦場だったが、終わっていたためカウントはしない。
さて。
魔力を使いすぎる、というのは正確に言えばその生物が使える限界を超える事を指す。
魔力量は通常、変動しない。
だが、魔力量は一般人ですら一億は超えている。
普通は、だ。
ただ、使える魔力を考えるとたかが知れている。
例え百億持っていたとしても、訓練せずに使えるのはせいぜい百かそこそこ。
それなのにもかかわらず、使える限界量を超えて消費した場合、魔力過欠状態になるのだ。
ちなみに、訓練したとしても使えるのは一万行けば良い所だ。
俺が消費した量は、五百万。
俺の魔力の最大量は、百四十八京二千八百六十三兆。
だいたい1500000000000000000。
その内使えるのは3000と言ったところか。
だから、俺が使った魔力は余りにも大きかった。
本来、生物は魔力が無いと生きていけないらしい。
そして、魔力とは魂と同義。
その魂が体に染み出てきたのが魔力なのだ。
魔力は、過剰に存在しても問題はない。
が、減り過ぎれば気絶する。
それは、魔力が存在する状態を体が慣れてしまっているからだそうで、子供や赤ちゃんは魔力が少ない状態でも問題ないらしい。
………じゃあ、魔導の練習を始めようか。




