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猫妖怪珍道中  作者: ねこねこ帝国
3/3

最終話 猫娘と雪女とじょろうぐも

妖怪メイドカフェで人間界での生計を立てようとするが、トラブルを続発させ、全てが崩壊する。

客「うわっ、このオムライス氷漬けになってしまってる」

雪「サーセンサーセン」

客「コーヒーもシャーベット状になってるし、

どうしてくれんだ」

雪「あぁん、てめえも氷に閉じ込めてやろうか」

客「こんな妖怪メイドカフェに二度と来るか」

ミ「あぁ、雪女ちゃん丁寧に接客しようよ」

雪「人間界で生きてく小銭稼ぎにしても、

なんか気にいらねえんだよなぁ」

じょ「おかげでこの店つぶけかけてんだけど?

クモの糸でぐるぐる巻にしてやろうか」

雪「ちっ、反省してまーす」

じょ「どんだけ客ゼロにすれば気が済むのよ!」

雪「いっそカキ氷屋でもやろう」

じょ「単価安くてあんまりもうからなそうだし、

夏しか客来ないだろうが」

雪「提案否定しやがって、むかつくなあ。

へっ、一度じゅろうぐもの

あんたと戦ってみたかったんだよな」

ミ「あっ、いらっしゃいませ」

じょ「ようこそ、妖怪メイドカフェへ」

女「わぁ、かわいい子たちばかり。ホットケーキと

アイスティーをお願いします」

じょ「今度はわかってるだろうな?」

女「コスプレ上手いんですね。

店員さんはあなた方の他にだれがいるんですか?」

じょ「実は私たち3人だけなんですよ」

女「みんなの趣味は何なの?私知りたいなー」

ミ「人を驚かすこと」

じょ「糸で身体を縛ること」

雪「物を凍らせること」

女「ん?ああ、なるほど。変わったキャラ設定ですね。

面白い」

ミ「ドジ踏まないか不安だな。

まずお冷やを持ってってと」

じょ「ここは無難にできた。あとはアイスティーね」

ミ「アイスコーヒー、あっ、間違えた。

こちらアイスティーになりますニャ。あっ!」

女「イヤ、冷たーい。服じゅうビショビショよ」

雪「やっぱりこぼしたか」

じょ「お客様申し訳ございません。

今急いで拭きます」

ミ「ごめんなさい、ごめんなさい」

じょ「もう、何やってるのよ。

ホットケーキは私が出すわ」

雪「アイツに料理を作らせてはマズイぜ!」

女「うぐううう、未知のおかしい味がして

食べられない」

雪「はーあ、終わったな」

じょ「こらえていたカラダの糸が暴走しそう。

静まれ、私の糸よ」

女「ううっ、身体中に糸が巻き付いて、不快だわ」

じょ「あああっ、いっぱい出てる」

女「はあはあ、こんなはずかしい目にあったのは

初めてよ、もうイヤァ!」

雪「すっかり去っちまいやがった」

じょ「もうヤケだ。あなたらもぐるぐる巻きにしてやるよ」

ミ「きゃあああ、胸におしりに足に

糸が締め付けてくるニャアアアア」

雪「んはああ、やられまみれにされてくやしい・・・」

じょ「こんな店、おしまいね!

あなたらを私のクモの糸で壊してあげる」

ミ「もはやどうにもならない私たちであった」

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