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第一話 またたび中毒
ミ「ばぁ。ビックリしてる。
人間を驚かせるのは楽しいニャ」
モ「私は驚かないけど。お姉さん、何で耳生えてるの」
ミ「人間よ、聞いて驚くな。私は猫娘なのニャ」
モ「しっぽ何でついてるの?」
ミ「ついているから仕方ないじゃん。
何?何なの?そんな風に責められたら
どうしたらいいかわからんよ」
モ「本当に猫娘なの?」
ミ「またたび持ってきてくれたらわかるはずよ」
モ「じゃあ持ってくる」
ミ「はぁ、まだかニャー。あっ、来た」
モ「ふふ、モユの攻撃存分に味わえー」
ミ「あっ、またたびの香りがする。いやぁん、
酔っちゃうよぉ」
モ「みっともない姿。でも猫娘なようね。
またたび増量してあげる」
ミ「きゃああああ、おかしくなっちゃいそう」
モ「ほれほれ。どんどん味わいな」
ミ「はううっ。だめだよぉ。カラダがしびれてきたぁ」
モ「顔を真っ赤にさせちゃって。だらしないね」
ミ「人間の小娘に好き勝手にやられて
はずかしいよぉ」
モ「ええいっ、またたびフルパワーよ」
ミ「あっ、あっ、あぁああああっ」
モ「気絶しちゃった。もしもーし。
だめだこりゃ」